音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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邦楽

音楽に「正解」はあるのか?こはる『南の島』炎上と、名曲が抱える「既視感」の正体

ランキング参加中音楽 SNSを開けば、誰かが誰かの楽曲を「似ている」と指摘し、炎上という名の公開処刑が行われている。まるで現代の音楽シーンが、著作権の遵守のみを競う「間違い探し」に成り下がってしまったかのように。 今回、槍玉に挙げられているのは…

音楽が先か作品が先か アニメとデジタルJ-pop(リライト記事)

ランキング参加中音楽 さて、今回はふとしたきっかけで耳にした「とあるアーティスト」の話から、デジタルJ-popの変遷を深掘りしてみる。 「音楽」から始まる物語への扉 私の音楽の楽しみ方に、とあるルートがある。それは、気に入った楽曲を入り口にして、…

森の小さなレストラン:透明なメロディが「キノピオ」の狂騒曲へと変貌する時、私たちは何を目撃したのか

ランキング参加中音楽音楽には、時として作者の意図を遥かに凌駕する生命力が宿る。手嶌葵の透き通るような歌声で紡がれた『森の小さなレストラン』が、なぜこれほどまでに多くの人々の心を捉え、そして皮肉にも、あの愛すべきキノコ型キャラクターの「替え…

懐かしさと永遠の狭間——「マリーゴールド」と「ロビンソン」のあわいに漂う、ある種の呪術的ポップネスについて

ランキング参加中音楽先日、たまたまつけた音楽番組で、あいみょんの「マリーゴールド」が流れていた。横浜の夜景をバックに歌う彼女の姿を、私はただぼんやりと眺めるつもりだった。しかし、気づけば画面の前に座り込み、完全に「釘付けになって聴いて」い…

2026年上半期 ブログ・アクセスランキング

ランキング参加中音楽 2026年もあっという間に折り返し地点に到達した。振り返れば、音楽というレンズを通して、自分の中に湧き上がる感情や、世間を揺るがす熱狂と正面から向き合ってきた濃密な半年間だった。Googleアナリティクスを紐解き、この半年間で皆…

宇多田ヒカル「パッパパラダイス」— 楽園の継承と、ヒロトが鳴らす「裏側の祝祭」

ランキング参加中音楽「タッタタラリラ」というフレーズが脳内に響くとき、私たちは反射的にあの終わらない日曜日の夕方へと連れ戻される。さくらももこが刻み込んだ「おどるポンポコリン」の魔法は、36年という歳月を経てもなお、私たちの「子供時代の聖域…

【作詞考察】小室哲哉はなぜ「孤独」を書き続けたのか?globeの歌詞が令和のネット発“夜の音楽”に与えた影響

ランキング参加中音楽90年代後半、日本の音楽シーンのど真ん中にはいつも小室哲哉(TK)がいた。ミリオンセラーを連発し、街に出ればどこでも彼の作った曲が鳴り響いていた時代だ。あまりにも商業的に巨大な成功を収めたがゆえに、当時は「バブルの余韻に沸…

千葉が「日本のウッドストック」になる日。AIR JAMと氣志團万博の『2Days同時多発フェス』考察

ランキング参加中音楽11月7日。幕張の潮風が本格的に冷え込み始めるその日、日本のロックシーンはかつてない「最大風速」を記録することになる。場所は千葉ZOZOマリンスタジアム(AIR JAM 2026)と、幕張メッセ(氣志團万博2026)。「同じ千葉」と聞いた時点…

40年目の「ライブハウス武道館」へようこそ。2026年7月2日、あの衝動が蘇る。

ランキング参加中音楽私にとって、一番針を落とした——いや、正確にはプレイヤーの再生ボタンを擦り切れるほど押したBOØWYのアルバムは、間違いなく『“GIGS” JUST A HERO TOUR 1986』だ。自分がリアルタイムで彼らの音に触れたわけじゃない。入り口は90年代前…

負けない遺伝子の座標軸:2026年の歓喜から1993年、そして1960年の不滅のメロディへ

ランキング参加中音楽1. 33年という「時間の歪み」に目眩を覚えるFIFAワールドカップ2026。グループ予選を「無敗」という堅実な強さで突破した日本代表。次なる舞台はベスト32、決勝トーナメント初戦の相手はあのサッカー王国・ブラジルだ。良きにつけ悪しき…

あの1stから地続きの今。PiGGiESの新作『Carpe diem』に期待せざるを得ない理由

ランキング参加中音楽この夏、個人的に最大級の期待を寄せている大本命のリリース情報が飛び込んできた。私が敬愛してやまないポップパンク/ラモーンパンクの神バンド、PiGGiESがこの夏、ついに新作をドロップする。タイトルは『Carpe diem』。2026年8月12…

『龍、雷乃発声』の宿命。福山雅治がツアーファイナルで対峙する「本物の嵐」

ランキング参加中音楽 今週末、日本の音楽界は一つの大きな局面を迎える。福山雅治の全国ツアー『NISSAY PRESENTS WE’RE BROS. TOUR 2026 龍、雷乃発声』。その記念すべきツアーファイナルの地、あなぶきアリーナ香川に、今まさに大型の台風が接近している。…

マキシマム ザ ホルモン『オール・ザ・リンチ・オール・ザ・ミンチ (ALL THE LYNCH!! ALL THE MINCE!!)』

ランキング参加中音楽 腹の底からヘドバンかます準備はできているか?あのマキシマム ザ ホルモンが、またしても俺たちの脳髄を直撃する特大の爆弾を落としてくれた。なんと『チェンソーマン』初となるスマホゲームのオープニング・テーマとして、完全書き下…

「わかり始めたMy Revolution」の正体 ──作詞家・川村真澄の言葉が紡ぐ“変革”の輪郭

ランキング参加中音楽NHKの番組『SONGS』を観ていた。画面に映っていたのは渡辺美里さん。小室哲哉さんが静かに、しかし確信に満ちたタッチでピアノを弾き、あのイントロが流れた瞬間、一気にあの時代へと引き戻される感覚がした。そう、『My Revolution』だ…

サバシスターの原液。なちのソロワークス5枚を一気に聴く。

ランキング参加中音楽サバシスターのフロントマンとして凄まじい勢いでロックシーンを駆け抜けているなちだけど、彼女がひっそりと、しかし確かな体温を持って紡ぎ続けている「ソロワーク」の存在を忘れてはならない。以前もこのブログで彼女のソロについて…

【W杯のオレンジから、90'sメロコアの衝動へ】Mr.ORANGEとThe Primitivesを紐解く。

ランキング参加中音楽6月14日のこと。朝から、まだ興奮が冷めやらない。 テレビにかじりついて観ていたサッカーW杯の日本対オランダ戦。ピッチを縦横無尽に駆け回る、あの強烈な「オレンジ」のユニフォームを目にした瞬間、試合の面白さとはまた別のベクトル…

記憶の空白を埋める高速ビート。GUMXが教えてくれた「あの頃の続き」

ランキング参加中音楽 2003年。CDショップの床には、いつもどこか気怠くて、それでいて信じられないほど熱い空気が満ちていた。毎週のように届く新譜のダンボールを開け、ポップを書き、試聴機にCDをセットする。メロディックパンクの全盛期。誰もが高速のビ…

一度音楽から離れかけた私が、再び言葉を紡ぎ始めた理由

ランキング参加中音楽「この記事、面白いな」「この曲、ちょっと聴いてみようか」画面の向こうで、誰かが新しい音と出会う瞬間。その小さな「きっかけ」の引き金を引くのが、面白くて、最高にエキサイティングで、仕方がない。この夏の終わりで、この音楽ブ…

【ブランデー戦記】あの『Musica』の衝撃からMAJノミネートへ。私の「ベタ耳」が撃ち抜かれた軌跡。

ランキング参加中音楽 ついに、この時が来た。国内最大規模の新たな音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN(MAJ)」のノミネートが発表され、主要部門である「最優秀ニュー・アーティスト賞」と、彼女たちの真骨頂である「最優秀オルタナティブ楽曲賞(対象曲:赤いワ…

【久保田利伸デビュー40周年】豪華出演者20組の「存在意義」を問う、ある記念動画。イントロ一発で1996年に引き戻される『LA・LA・LA LOVE SONG』

ランキング参加中音楽イントロのあの鮮烈なメロディと「まわれ まわれ メリーゴーラウンド」というフレーズが聴こえてきた瞬間、一瞬であの1996年の、どこか気だるくて、でも最高にきらめいていた空気が目の前に広がる。2026年、日本のR&B界のパイオニアであ…

【腹ペコ健康診断】「maximum the hormone II」を100回聴いて、大きくなったお腹をさすりながら“麺カタコッテリ”の真意を煮込んでみた。

ランキング参加中音楽会社で手渡された、一通の無機質な封筒。そこに踊る「健康診断結果在中」の文字。デスクの陰で恐る恐る開封し、ズラリと並んだ数値を眺める。……うん、思わしくない。非常に思わしくない。ここ何年か思わしくない。そこに不敵に並んでい…

「ストロー」1億回突破に寄せる、ちょっと歪んだ祝辞と、1999年の「加湿器の湯気」という名の沼について

ランキング参加中音楽 1億回という数字の、あまりの軽さと、私のめんどくさい自意識についてaikoの「ストロー」が、ストリーミング累計再生数1億回を突破したらしい。素晴らしい!めでたい!公式X(旧Twitter)が「カブトムシ」「花火」に続く6作目の快挙だ…

6月9日は「ロックの日」

ランキング参加中音楽 6月9日は「ロックの日」。年に一度のこの日は、改めて「自分にとってのロックとは何か」を深く掘り下げてみるのに絶好の機会だ。ひと口に「ロック」と言っても、その定義はあまりに広義だ。この音楽ブログではこれまで古今東西、様々な…

漂白されるカルチャーと、剥き出しの牙──『Zipangu 2026』が映したリアル

ランキング参加中音楽2026年5月16日(日本時間17日)、米国ロサンゼルスの「Brookside at The Rose Bowl」で開催された『CLOUD NINE presents “Zipangu” JAPANESE MUSIC EVENT 2026』。国内アーティストのみが出演する海外音楽フェスとして過去最大規模(キ…

202「6年6月6日」の話、聖飢魔II「悪魔組曲 作品666番 ニ短調」の話

ランキング参加中音楽不吉、不完全、そして最高にスリリング「666」という数字に、私たちはなぜこれほどまでに心を惹きつけられてしまうのだろうか。新約聖書『ヨハネの黙示録』13章18節に登場する「獣の数字」。ローマ皇帝ネロの弾圧を潜り抜けるためのゲマ…

「僕らの日常」を塗り替えるグッドミュージックの現在地

ランキング参加中音楽 少し、というか、名誉伝説の記事はかなり久しぶりの更新になってしまった。最後にこのブログで彼らのことを書いたのは、2023年の秋。名誉伝説の「プロポーズ文句」の鮮烈な攻め方に痺れ、その直後にボーカルのこたにさんのソロデビュー…

カリーナと交わしたDMの約束。AIR JAM 2026

ランキング参加中音楽 「AIR JAM 2026、開催決定」PIZZA OF DEATHの公式アカウントが放ったあのポストがタイムラインに躍り出た瞬間、私の視界は完全にフリーズした。心臓が跳ね上がり、脳内で警報が鳴り響き、全身の血が逆流するような感覚に襲われた。メロ…

時代を鮮やかに駆動する、ポップスの到達点――嵐『Happiness』のBメロがもたらす魔法

ランキング参加中音楽SMAPがJ-POPの王道を切り拓き、TOKIOやV6がそれぞれの色で僕らの青春を彩った時代。彼らの音楽が「ど真ん中」だった世代にとって、少し後ろを走っていたはずの「嵐」というグループは、どこか眩しすぎる後輩のように映っていたかもしれ…

台風6号とクリープハイプ、その不条理な熱量について

ランキング参加中音楽今年もまた、あの嫌な季節の足音が聞こえてきた。だけど今年のそれはいつもより早い。沖縄の南の海上でむくむくと膨れ上がった熱帯低気圧が、ついに「台風6号(チャンミー)」へとその姿を変えたのだ。中心気圧は975ヘクトパスカル。気…

夏が来る、を考えてみた(2026年リライト版)

ランキング参加中音楽5月も最後、もう6月と言っても良い。まだな月の名残を惜しんでいるうちに、最高気温はぐんぐんと上昇していく。朝晩の冷え込みに初夏の名残を感じつつも、日中の強い光は、確実にもう真夏の兆しを孕んでいる。実際、立夏は過ぎ、さらに…