音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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ROLLYから学んだこと

先日非常に興味深い動画を見た。

ROLLYさんのバンド「すかんち」の話だ。この動画の内容に触れていくが、いくつも考えさせられた話が詰め込まれていた。

すかんち」は私にとって少し上の世代にあたる。音楽を本格的に聞き始めるときにわずかにかすっている、といった印象。「ダウンタウンのごっつええ感じ」のテーマ曲で代表曲である「恋のマジックポーション」や「恋のミラクルサマー」はあまり記憶になく、何となく知っているといった感じだ。だけどかなり好きで妙に覚えている曲が1つある。それは「YOU YOU YOU」だ。f:id:bandbnad:20250816210036j:imageこの曲は「天才てれびくん」のエンディング曲だったが、かなり良い曲だ。野球をイメージさせるリズムにキャッチーでメロディアスなサビと歌詞は子供心に強く焼き付いた。30年経った今でもたまに思い出してサビのメロディを口ずさんでしまう。共感していただける方は少なくないんじゃないかというくらい、当時の子供たちの耳に残った名曲だ。この曲をもう少し紐解いてみると面白いことがあったのでブログの後半に書き綴りたい。

さて、話を動画の内容に戻したい。ドクター・キャピタル(Dr. Capital)さんとの掛け合いが面白い。キャピタルさんが動画内でもROLLYさんをベタ褒めしているんだけど、面白いことをいっていた。要約すると「複数の楽曲を混ぜたら、もうそれはオリジナルだ。日本の音楽はパクリだとか気にしすぎ」みたいなことをいっていた。それを聞いてROLLYさんは非常に喜んでいた。

かつての名曲や名フレーズのオマージュを散りばめまくったのが「すかんち」だということもキャピタルさんは賞賛していたし、当のROLLYさんもそれを意図していることを話していた。「あまり有名じゃないフレーズとかをいろんなところに散りばめることによって、何十年か経ってふと車で聞いて『このフレーズや!』という喜びの仕掛けをしている」この仕掛けはめちゃくちゃ面白い。様々な音楽をたくさん聞くことで、ニヤリと出来る構成を意図的におこなっているROLLYさんは、至高の表現者でありエンターテイナーだ。

そんな体験とは逆になる行為だが、どれほど「すかんち」に散りばめられているのか?果たしてわかるのか?をやってみたいと思い「すかんち」の作品をもさぼるように聞きまくった。そこでよくわかったことは、ニヤリと出来る喜びを感じたことと、この「すかんち」というバンドは「稀代のメロディメーカーバンド」ということだ。素晴らしい楽曲の数々を耳にして、もっと評価されるべきバンドだと感じた。そして変態で奇抜なROLLYさんが素晴らしいのは、本人はロックスターでありながら自分が1番音楽を楽しんでいる。さらにその楽しさをみんなに伝えたくてたまらない、それを隠そうともせず曝け出してみんなを幸せにすることが出来るロックスターだと思う。自分も若い頃はROLLYさんはよく喋る、タレント寄りのアーティストだなぁという印象だった。しかし、今改めて色んな楽器を手にとるROLLYさんを見ながら、凄まじい音楽的才能と「歩くロックミュージックWikipedia」と称するに値する音楽知識に感嘆のため息と同時に憧れを抱いてしまった。変態だ、と失礼なこと言いながらも音楽に対するROLLYさんの姿勢から、何故か多くのものを感じ取れた自分も大人になったなと思えた今日この頃。

先ほどの思い出の1曲「YOU YOU YOU」を紐解いてみると面白いことだらけだった。少し調べてみるとこの8㎝シングルは高値で取引されている希少性の高い作品のようだ。確か自分は若い頃100円コーナーで見つけて手に入れたと記憶している。ところが現在中古市場では3000円前後で取引されている。また、歌詞の「のべつまくなし」という言葉の意味がわからなかったので調べてみた。自分が無知だっただけで意外とポピュラーな言葉なんだと知ることもできた。また、この楽曲はオマージュの嵐だということもわかった。はてなブログでマジャラカさん(id:majaraka)が詳しく解説されている方がいるので引用させていただく。ちなみに2年前にコメントしていることを思い出した。最後は2021年「SCANCH'N UTOPIA TOUR」のダイジェスト動画。現在はROLLYshima-changのふたりながら活動している「すかんち」の世界にハマってしまいながらご一聴。