今回は私の知る限りピギーズを世界で一番愛している方「Yuki SP」さんの記事を紹介したい。まずはご覧いただきたい。
2022年の記事だけど、ものすごく共感できた素晴らしい記事だった。この記事の中でも出ているが、お店を育てる感覚は必要だと思う。人間誰しもお金持ちではない。私も若い頃は生活費を削りまくって金欠ながらCDを購入していたが、一般的な感覚だと余剰金になって初めて音楽にお金を使うんだと思う。つまり、最後の最後に回ってくるお金なので中々出てくるものではない。そして配信でサブスクが一般的になってきた現代、フィジカルメインのお店は経営が大変なんだろうと思う。先ほど紹介した記事の内容にあるとおりフィジカルの音楽媒体は利益が高くはない。利益より在庫がネックになる商売でもある。黒字倒産したお店もいくつか聞いたことがある。そんなリスキーな商売だが、そのお店を頼りにしているヘヴィーユーザーもたくさんいる。レコードという媒体の将来を憂いながらかつ、今もこれからもレコードを愛する人たちへの提言も含まれており、実に必読な記事だ。
CDの価格も15年前と比べて微妙に上がってきているが、レコードの上がり方よりかなりマシだ。価格設定の話も前述のブログでわかりやすい説明があるので是非ご一読いただきたい。
ロット数の問題が発生するため仕方ないことだが、やはり高いと感じてしまうのは私がレコードに手を付け始めた2000年頃の値段を知っているからだ。さらに昔、自分の親世代なら尚更感じるのではないだろうか。実際のところブームが来ているといわれているレコードだが、決してユーザーにとって良い状況ばかりではない。そんな中でもレコードを愛する人たちが行うことは流通を絶やさないことだと思う。
今回はYuki SPさんの記事紹介がしたかったというブログだ。是非リンクから飛んでいってレコードのことで何か感じるきっかけとなればよいと思う。
さて、最後は折角なのでレコード盤にちなんだ楽曲で。なんだか最初に思いついた曲がナイアガラ・トライアングル「A面で恋をして」だった。別に親がナイアガラ・トライアングルを聞いていたわけでもなく、私自身大滝詠一さんは「幸せな結末」で知ったような世代だ。だけどなんだかこの曲を聞くとドーナツ盤がぐるぐる回る様子がイメージされる。それはあの印象的なリズム音やコーラスのせいなのかわからないが、大滝詠一さんの名曲であることにはかわらない。ではあの日を思い出す方も新しい世界観だと感じる方もご一聴。