音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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「ここから本番」2ステップとバンドサウンドとING

最初はアレっぽいなと舐めてたバンドの話。そのバンドの名前は「アイスクリームネバーグラウンド」、略して「ING」。アレっぽいというか、あのバンドみたい。まぁご存知ない方はこちらをどうぞ。

「2ステ3フン4ローイング」という彼らの代表曲だ。私の言いたいことがわかる方こそもう取り憑かれている。確かにミクスチャー系のふぶく系やぶっ生き返す的なといいたい気持ちはわかる。だけどもこのなんともいえない2ステップのリズムとデスボイスの絡みとタイミングのいい女性ボーカルの散りばめ方。トリプルボーカルのラインがサビでは渋滞気味なんだけど何故か耳に残る。そしてあのフロアを巻き込むリズムがまた聞きたくなる、といった衝動に駆られる。このループを繰り返させてくるのは5人のメンバー。ボーカルは赤色Vo「らんご」、青色Vo「じろー」。紅一点のギターボーカル「みき」。ベースの「ぼぶ」は作詞作曲、代表マンでもある。そして2ステリズムの要、ドラム「じゃぶ」。2017年に大阪で活躍を始めたINGは、ライブハウスフロアの運動会化を目論んでいる「暴レンターテイメントバンド」だ。

こちらの「それいけ!ブッパンマン」はコミカルなバンドサウンド。既視感を否めないまま、そこへ日本の米系も加わる。しかし、嫌な気はしないしむしろエンタメ要素があることは素晴らしいと思う。そんな彼らの「遊ビバレボリューション」という曲はそのエンタメ性の向かう先を宣言している。

デジタルなピコピコ音を駆使した楽曲もいくつか見られる。いろんな形でのアプローチも面白い。

「レディカル・クレイジーズ」ではパンクロックへのリスペクトを忘れていないし、何気にライブ会場への案内もおこなっている。そして、きちんと時事ネタにも対応している。

「ダイブモッシュ論争」。キャリアが意外と長いこのバンドの楽曲は多い。こんなイカな「シオカラ節」をカバーしたりもする。

ダイブモッシュ論争

ダイブモッシュ論争

  • アイスクリームネバーグラウンド
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さて、何故私が急にこのバンドの中毒になったのかを考えてみた。そもそも冒頭の「2ステ3フン4ローイング」は2018年にリリースされており、現在とメンバーの構成も少し異なる。2024年の暮れあたりからインスタやショートで爆発的に再生されているのが「ここから本番」から始まる動画たち。私も何故かこのフレーズからの展開に引き込まれた。何が始まるんだろう?という期待感からの意外性。女性ボーカルの前振りからツインデスボイス。この「落差」が中毒性を高めているのかわからないが、少なくとも同じ時期大量にその「落差」に引き込まれた人たちのコメントを多く目にした。「なぜ今まで気づかなかったのか?」というコメントも同時に目立った。とにかくこの2024年暮れから2025年冒頭にかけてこの2ステップの虜になったバンド好きが多くいるという事実が残った。

 

ランナーズハイ

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最後にその「ここから本番」という歌詞から完全に沼る感覚を味わえる「2ステ3フン4ローイング」ライブバージョンを。これからどうなって注目されて成功の階段を駆け上がるのか。まさに「ここから本番」状態のこのバンドを陰ながら応援したいと思いながらご一聴。

 

2ステ3フン4ローイング (ReStep!)

2ステ3フン4ローイング (ReStep!)

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