Bruno Marsによるライブとは - 音楽好きの今の話と昔の話

2024年1月21日にBruno Mars(ブルーノ・マーズ)を遂に見てきた。

ミーハーごころで飛び込んだ東京ドームは広かった。昼過ぎまで雨が降っていたが、開場の15時には雨もあがり、会場は熱気に包まれていた。トータル7公演の最終日という事で何か起こるんじゃ無いだろうか？という期待も持たせてくれながら彼の登場を待っていた。今回の話は、今回の公演のネタバレがあるので先に伝えておく。

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さて、、、いきなりぶっ飛んでた。暗転からもったいぶらずに「24K Magic」で観客は絶叫。火薬の爆音で一気にボルテージを最高潮に持ってきた。私自身もこの瞬間に「マジで最高のライブだ！」と確信出来た。

やたら日本語を挟んだりとベタな演出だが観客の心を煽る。「Calling All My Lovelies」では間奏の電話での会話のパートでは急に「モシモシ？」と言い出して「キミニアイタイヨトッテモ」と歌詞を替えて歌い出すファンサービスぶりだ。

「That’s What I Like」ではハローキティコラボタオルを掲げ、汗をぬぐったあとに客席に投げ入れたり、歌詞を「カワイイ」と替えて両頬にWピースをあてたりするサービスに東京ドームは発狂する。

「Marry You」では、SNSで話題になっていたAKB48の「ヘビーローテーション」の日本語カバーを間で挟みこんだりと、現地に合わせた王道のエンタメは観客をますます発狂させる。「ガンガンなってるミュージック♪」なんて歌うBruno Marsは見てて微笑ましい。

もちろん忘れた頃にもったいぶる事でテンションを上げる。「Runaway baby」みたいなアガる楽曲で途中テンション下げておいて最後爆発させる様は、観客を手玉に取っている。

そのあとの「カラオケコーナー」では、ピアノ弾き語りで十分Bruno Marsの歌唱力を堪能することが出来た。最終日のオーディエンスはBrunoの満足する反応だったようだ。カラオケポイントが高かったようでご満悦だった。

バックバンドもすごいと感じさせてくれた。生演奏でここまで迫力を出せるのは、世界トップクラスのパフォーマンスだと思い知らされた。各パートのソロもいちいちカッコいい。ここでも日本用アレンジを見せてくれた。ピアノパートでは宇多田ヒカルさんの「First Love」のイントロが始まり、一瞬で気付いた観客はすぐに大合唱。ちなみに隣にいた男性は25歳前後の若者集団だったが、この曲をみんなが合唱していると「うわ、何か聞いたことある」とか集団で話しているのを聞いて時代を感じた。

終盤の怒涛の2曲は圧巻だった。「Locked Out of Heaven」、「Just the Way You Are」と人気の楽曲でステージ上はフィナーレの準備が整った。

やはりアンコール後のラストはお約束の「Uptown Funk」。ここまで全く飽きさせない演出で常に観客を楽しませる。ベタな感じで王道、悪く言えば昔ながらのパフォーマンス。しかし、それを恥ずかしげもなくぶつけてこられるとこちらは全部受け止めざるを得なくなる。やはり、テクニックは世界トップクラスなのはわかっていたが、魅せるエンタメ能力も超一流なんだと強く感じた。素直にこんなに楽しいライブがあるんだと思えた。世代も様々なところもそれをなお一層感じさせた。そんな最終日のセトリを最後に載せておく。また来るって言ってたのでまた見る日を夢見ながらご一聴を。