また良いバンドを知ることが出来た。たまたま板歯目のギターボーカル千乂さんが動画をポストしていた。何気なくクリックしてみたら思いのほかよかった。
京都発ギターロックバンド「Lala」の「崖っぷちガール」という楽曲。メンバーは現在3人でギターボーカル・ayaho、ギター・TAKETO、ドラム・YUMEKAで構成されている。「崖っぷちガール」とタイトル通りの歌詞とは裏腹に、キュートなボーカルにポップなメロディ、西海岸をイメージさせるほどに乾いたギターがこの楽曲を軽やかにしている。十代白書2020年の決勝大会で準グランプリを獲得しているとのことで、かねてから注目度バンドであったようだ。続いての楽曲は「死にものぐるいで恋をしていた」。
まさに高校生には死にものぐるいで聞いてもらいたいくらい歌詞は胸が締め付けられる。若さゆえの切なさがよくわかる歌詞。これまた複雑な感情と裏腹に音が軽やかだ。いうなれば「音」が「楽しい」。あまり詳しく説明するよりも聞いてもらいたい。
「別れのキスで」。効果的な裏のリズムでこの楽曲もライトでポップな仕上がりとなっている。とにかく聞いていて楽しくて気持ちいい音をしている。
こういう何気ないきっかけで知ったバンドは結構不意打ち感があって面白い。2024年2月26日に1stアルバム「ハートビート」がリリースされて、大阪で3月31日にはワンマンも行う。最後も楽しそうに苦しい想いの歌詞を歌っている楽曲「Jealousy」を。これからも期待できそうな彼らの「音楽」をご一聴。