このタイトルのフレーズだけで、ピアノの伴奏と共にあの声が聞こえる方もいらっしゃるだろう。椎名林檎さんの知る人ぞ知る名曲「17」。先日ドラマ「最高の教師」の中で「水曜日のカンパネラ」の詩羽さんが劇中で歌唱したことで話題となっているようだ。
2000年1月にリリースされたシングル「罪と罰」のカップリングとして3曲目に収録されている。まさに歌詞のとおり17歳の時に椎名さん自身によって作られた楽曲と言われている。そしてこの曲はJanis Ian、ジャニス・イアンの「At Seventeen」へのオマージュとも言われている。
椎名さん若い頃の楽曲にJanis Ianのことが出てくることが多かった。1stアルバム「無罪モラトリアム」に収録されている「シドと白昼夢」の歌詞にも初っ端から「ジャニス・イアン」が出てくる。
また、「Love Is Blind」というJanis自身の曲もカバーしている。
とにかく椎名林檎ファンにとってこの「17」という曲は、カップリング曲にも関わらず印象強い楽曲なのである。他の曲との関連性を含めて初期の椎名さんの楽曲には、定期的にこのJanis Ianの影がちらつく。
さて、ここまで引っ張ったが、最後に椎名林檎さんの「17」を。今回ドラマで何故詩羽さんが何故この曲を歌ったのか?本人が選んだのか制作側が選んだのか?そのあたり詳しくはわからないが、この話を聞いたとき衝撃的であった。学校のドラマという程度しか知らないし、あらすじも何もわからないものの、この「17」をチョイスした理由は興味がある。詩羽さんがこの曲を選んだのであれば手放して称賛したいと思いながらご一聴を。