たまたまインスタで見かけて一目惚れした。非常に興味深いユニットである。そのユニット名は「Mia x Ally」。面白い。
エレクトリックヴァイオリンとバグパイプのユニット。文字だけでみると単なるトラディッシュなアイルランド系民族音楽と思えてしまうが、この2人のユニットはどこか違う印象。
このアニメ「Fairy Tail」のテーマ曲カバーを聞いてわかると思うが、バンドスタイルである。少しハード、メタル感のあるギター・ベース・ドラムスの音がと印象的だ。アイリッシュロックというか、アイリッシュパンクとまでは言えないが、私の大好きなバンドDropkick Murphysを思い出したが、あながち間違いでもなかった。
Mia x AllyはエレクトリックバイオリニストのMia Asanoとバグパイパー/マルチ楽器奏者のAlly the Piperの2人ユニット。
元々それぞれ個々に活躍していたアーティストだったが、2022年4月からユニットとして、というかプロジェクトとしてコラボレーションを始めた。オリジナル曲とポップロックとメタルミュージックのカバーの両方をしながら、ケルトミュージックに進化をもたらそうとした。2022年8月にボストンでデビューし、ショウもソールドアウトした。Dropkick Murphysにちなんだツアーをしたりと、2人は現在2023年10月にリリースされるアルバムに製作に取り組んでいるようだ。前述のツアーのハイライト映像をご覧いただけたらパフォーマンスの熱さが伝わるだろう。
メタルやハードロックのカバーをし、更なるファン層を取り込んでいく彼女たちのアルバムは非常に期待したい。最後はそんな彼女たちの演奏だけでは無い魅力の詰まったカバー楽曲「The Devil Went Down to Georgia」。ボーカルパートと演奏がなんか絶妙だ。では、今後も目を離せない注目の2人をご一聴。