久しぶりの全国ツアーももう少しで終わる。
2023年2月24日よりスタートする、椎名林檎の5年ぶりの全国ツアー「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常」。
— SR猫柳本線 椎名林檎・東京事変オフィシャル (@Nekoyanagi_Line) 2023年1月20日
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なんで急に椎名林檎さんの話をするかと言うと、King Gnuの常田大希氏率いるmillennium paradeとの楽曲がアップされたからだ。「W●RK」と言う作品だが今回は「地獄楽」アニメとのタイアップである。楽曲自体はすでにリリースされている。今回は共作であるが、かつての共作や共演で個人的に印象的なのがいくつかある。そんな話も含めてみたい。
まずは何と言っても名曲「この世の限り」。兄・椎名純平氏との兄妹デュオ。絶妙なハーモニー。やはりどことなく声の一部が似ている気がするのは先入観だろうか。ではお聞きいただきたい。
印象的なイントロから始まるこの曲は、なんとなく切ない気持ちになる。葬儀に参列するとなんかこの曲がいつも頭に流れる。歌詞がそうさせるのか。ただ精一杯生きていかなければと言う前向きな気持ちにさせてくれる楽曲でもある。次はこちら。
宮本浩次氏とのデュオ「獣ゆく細道」。こちらは紅白でも披露され、浩次氏の挙動不審さがお茶の間をざわつかせたとかないとか。まさに動と静の楽曲である。浩次氏と言う獣を椎名さんがスマートに操っているような、それぞれの個性を引き摺り出したような一曲だ。続いてはこちら。
浮雲こと長岡亮介氏との曲「長く短い祭」である。この曲はスルメソングだった。最初よくわからなかった。しかし、この曲歌うの難しくないか？と気づき始めたころには、この楽曲の沼にハマった。中毒性の高い曲だ。繰り返し聞くたびにに発見できる要素が詰まった楽曲である。さて、次はこちらでいかがだろう。
宇多田ヒカルさんとのデュエット「浪漫と算盤」。かつての東芝EMIガールズだが、オトナになった彼女たちのクオリティは高い。次はお気に入りの一曲だ。
RHYMESTERのMummy-Dとの「流行」である。ギターが竹内朋康氏なのでマボロシとの作品と言った方が正確か。とにかくカッコいい。個人的には椎名林檎さんのこういったデュオ系で一番好きな曲だ。イントロを聞いた瞬間からアガる。元々RHYMESTERのパフォーマンスは好きだったが、Mummy-Dのカッコいい部分が十分に詰まっている。椎名さんの数多くの声色も聞ける名曲でもある。
ここまで引っ張ったが最後は冒頭のmillennium parade×椎名林檎の「W●RK」だ。序盤のスティック渡しがカッコいいのはネタバレだ。ちなみにエンドロールはあの勝訴ストリップの絵を書いた加藤ノブキ氏だ。巡り巡ってここでもカッコいい。とやかく言わずにご一聴を。
