音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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真夜中は純潔でありたい

一昨日の短編で椎名林檎さんのリミックス盤の話をしたが、今回は不定期で行う椎名林檎さんシリーズ。

今回紹介するシングルは「真夜中は純潔」。前作から順番で行くと「絶頂集」という3枚のシングル集めたやつなのだが、アルバム扱いされるケースが多かったためと、内容が少し複雑であるため今回は除外とする。そして曲数が多いため、話が長くなりすぎるためである。早速紹介に参りたい。

  1. 真夜中は純潔
  2. シドと白昼夢
  3. 愛妻家の朝食

作詞作曲は椎名林檎。今作品はプロデューサー亀田誠治さんが外れている。デビュー以来ずっとプロデュースしていたため、この楽曲はそういう意味でも注目された。また、リリースは2001年の3月だがCDシングルに1週間先駆けアナログ盤が発売された。当時プレイヤーがないにも関わらず、飛びついて購入し友人宅で針を落としたことを覚えている。

1.真夜中は純潔

この曲はデビュー前に作られた作品だそうだ。東京スカパラダイスオーケストラを迎えジャズ要素とスカ要素のアレンジとなった。当時スカパンクに傾倒していた私の食い付きっぷりは良かった。スカはインディシーンでは流行りが成熟しつつあったものの、メジャーシーンでスカパラの活躍によりこう言ったスカアレンジはまだ時流に乗っていたのではないかと考えられる。私個人としてもかなり好みの曲である。

MVは全編アニメーションだ。当初本人出演予定であったが、妊娠が発覚しこの形となったようだ。昭和アニメオープニング風作品にはスカパラも出演している。ではご覧頂こう。

2.シドと白昼夢

2曲目は1stアルバムにも収録されている曲「シドと白昼夢」の別バージョンである。服部隆之さんをアレンジャーとして迎えた、楽団アレンジに仕上がっている。演奏メンバーには村上 “ポンタ” 秀一、エリック・ミヤシロ他そうそうたる面々が名を連ねる。原曲の仕上がりがかなり良いためどうなるかといったところだが、心配いらない面子だった。

3.愛妻家の朝食

3曲目は夜→昼→と来て朝の曲である。アコーディオンの演奏にはcobaを招いている。楽曲自体は独特のメロディに印象的な歌詞を載せている。言葉選び秀逸な作品である。

この3曲入りをリリース後椎名林檎さんは産休に入った。そんな息子も二十歳を超えていることになる。月日が経つのは早いが、楽曲は色褪せない。このアカデミックな感じの「愛妻家の朝食」を最後にご一聴を。

 

真夜中は純潔

真夜中は純潔

  • アーティスト:椎名林檎
  • ユニバーサル ミュージック (e)
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