様々なバンドがいる中で目を惹くと言うのは難しい。だから何気なく聞いていて耳に残る音楽は少しずつここに記録していきたい。
今回は2021年デビューのバンドConcrete Castlesの話でも。コンクリート・キャッスルズ、つまりはコンクリートの城。無機質ながら堅牢なイメージを持つバンド名は、彼らの音の安定感を象徴したかのようだ。早速楽曲をご覧いただこう。
ペンシルベニア州発、ボーカル、ギター、ドラムスの3ピースバンド。ポップかつヘヴィさを持ったロックバンドである。それぞれのパートが確実に高いポテンシャルを併せ持っている。パッと出てきたバンドではない。元々First to Elevenと言う5人組ポップバンドのメンバーだ。YouTubeでは多数のカバー曲をアップし、登録者数が150万人を超える大人気バンドだ。そのバンドでのカバーをひとつご覧いただこう。ガンズの名曲「Sweet Child O’ Mine」をどうぞ。
確かに原曲は名曲中の名曲とは言え、このカバーのクオリティの高さが素晴らしい。5000万回を超える再生回数は、このバンドが単なるカバーバンドではないことを示している。
このバンドのボーカルAudra Millerは恐ろしい程に通る声で様々なカバーをやってきたが、男性のロック・パンク曲を自分のものにしているあたりが素晴らしい。
続いて紹介する曲はこのバンドのデビューシングル曲2021年「Just a Friend」。
カッコいいバンドである。ドラムスいいな。カッコいい。そんなドラムカッコ良さ満載の曲を連続でどうぞ。
2022年「Lucky」
2022年「Where Are You Now」
どちらかというとミディアムテンポやスローテンポのロックな曲な多いが、それは単なる勢い任せではなく、自分たちの実力に自信を持っているかのようなパフォーマンスだ。
最後は今年一発目の楽曲「Dollhouse」をお聞きいただきたい。これからもこのバンドは期待に応えて活躍を続けていくだろう。カバーのレパートリーを見る限り多様な音楽性を持っていることがわかる。今年要注目のアメリカンバンドになることを期待しながらご一聴を。