2023年1月14、15日は共通テスト。私のころはセンター試験と呼ばれていたが、大学受験生にとっては大事な試験だ。是非ベストを出して悔いが残らないようやれることを祈っています。
さて、この共通テストは試験と名のつくものである以上、学校側から試されている。私も今でも何かと試験のようなものを年に何回かは受ける事がある。その業界から試されているのだろうが、人生を試されるような受験生と一緒にしては失礼に当たるかもしれない。
音楽の世界でも常に試されている。例えばオーディションの審査員であったり、路上ライブで通りがかりの人が立ち止まり聞くかどうかということも試されている。当たり前だが新曲をリリースする度にも試されている。
そんな中でテレビの企画として印象的だったもの話を少しばかりできれば。あくまで出来レースなんて見方もできるが、公開オーディションと同じように作品を作り上げている様は見ている側に強い記憶として残す。そのおかげでリリースした時の反響は大きい反面、企画モノだからと実力を評価されにくかったりする。そんなアーティストたちの話を少しばかり。
ケミストリー/「PIECES OF A DREAM」
2001年の作品。説明不要のユニットだが簡単に。松尾潔氏プロデュースの2人組。川畑要、堂珍嘉邦の2人の個性的な才能が合わさったとき素晴らしい化学反応が起きるというところからユニット名が決まった。その後も多くのヒット曲を出し、一時活動休止していたが現在は活動中。テレビ番組の企画だったが、すごい歌上手い男性たちだなと言う印象で見ていた記憶がある。時流に乗れていたし、オーディション系では珍しく長く活動出来ている素晴らしいユニットだと思う。
Heartsdales/「So Tell Me」
2001年の作品。こちらもテレビ番組のラッパーオーディションから出た姉妹ユニット。m-floのVERBALが手掛けた作品「So Tell Me」でデビューし、なかなかヒットした。その後2006年に活動休止。今聞くとこのユニットのレベルの高さをとても感じる。ラップのクオリティ、キレが非常に高く今聞いても問題ないくらいすごい。
ロードオブメジャー/「大切なもの」
2002年の作品。オーディションというよりはメジャーデビューを目指すという名目でスタートしたバンド。テレビ番組の企画でスタートしたが、インディーズでリリースした「大切なもの」が話題になりヒットした。その後無事メジャーデビューすることが出来たが、5年ほどの活動期間を経て解散。当時インディーズ関係を聞きまくっていた故、あまり良い印象ではなかった。今思えば、インディーズやメジャーという枠にこだわり過ぎていたんだろうなと。彼らも試されて無事結果が出たと言えるだろう。
お気づきの方も多いだろうが、これまで紹介してきたのはアサヤンだったりハマラジャのテレ東系の番組オーディション。90年代後半あたりから2000年代初頭までこの番組たちは音楽オーディションという形では猛威をふるっていた。
最後はやはりモーニング娘。だろう。アサヤンのオーディションの看板と言えばこのグループになるだろう。またつんく♂のプロデュース能力を世に知らしめたグループの代表格で、いまだに変化を続けながら活動している。彼女たちは試され続けて、今に至る。そんなモー娘。のデビュー曲を最後にご一聴。