音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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Look Back Again ヤイコ

昨夜何気なく自宅PCを立ち上げてネットを見ていて、そのまま自分のブログを振り返ってみていた。たまに誤字脱字を見かけたが、見て見ないフリをしながらボーっと見返していた。PCだと結構まとめて読みやすいなと思いながら、時間が過ぎていった。もちろん自分が書いたことなので特に感動がある訳ではないが、貼り付けている動画は時間泥棒だった。そりゃそうだ。自分が好きな音楽のブログなんだから、見てみたいと思うのは当たり前だ。過去記事を読んでいて感じたことは、まるでお気に入りのカセットテープを聞いているようだ。若い頃カセットテープやMDにお気に入りの曲をCDから録音してマイベストとして聞いていた。その感覚に近い。自分の過去をもう一度振り返る、そんなことを考えていたらこの曲が頭の中に流れてきた。

ヤイコこと矢井田瞳さんの「Look Back Again」だ。2000年メジャーデビューし、一躍時の人となった。まずはそのメジャーデビュー曲である「B'coz I Love You」をご覧いただきたい。

当時衝撃的な楽曲であった。頻繁に裏返る声、ギター抱えて歌う姿が新しい何かを感じさせた。プロデュースをした片岡大志さんが、素人ながらヤイコデモテープを聞いて原石を発見したと思ったと言う逸話がある。確かにデビュー直後同じEMIであった椎名林檎さんと比較されていた。バックのギターが西川進さんであったことも要因のひとつであったのだろう。

さて、話が逸れてしまったが、ヤイコが世に大きく知られるきっかけとなった曲で代表曲の「my sweet darlin'」をどうぞ。

転調を繰り返して盛り上げていく感じがたまらない名曲である。この当時知人が「矢井田教授が娘をよろしく、と言って講義で話していた」と話をしてくれたことがある。事実ヤイコのお父さんは某大学の教授であったが、特にコネという訳ではない。音楽的なキャリアはほぼないながらに生み出していく様は不思議でならなかった。プロデューサー陣の賜物か彼女が天才的なシンガーソングライターなのかは調べるつもりはないが、シンデレラ的にスターダムにのし上がっていく。「my sweet darlin'」リリース直後のデビューアルバムがオリコン1位を獲得する。メジャーデビューから3ヶ月でリリースされたあたりから、片岡大志さんがいかに気合入っていたかが読み取れる。その後メイヤが「I'm here saying nothing」をカバーしたりもした。

このあとも精力的にリリースを続け、結婚出産なども経て活動を続けていく。この間の活動は大きく省略してしまうが今回は最近の活動を紹介したい。今現在も活動しているヤイコだが2022年リリースされた12thアルバム「オールライト」より「駒澤公園」という曲をどうぞ。

かつての「穏やかな」ヤイコサウンド健在といったところだろうか。また、こんな楽曲も収録されている。

「オンナジコトノクリカエシ」というかつての「尖った」ヤイコサウンドも健在である。時代に合わせたMVもなんか頑張っている。まだまだ現役のヤイコだがやはりこの曲を最後に紹介して終わりにしたい。代表曲「my sweet darlin'」の2019年の再録版である。ヤイコは今一度評価されるべきアーティストだと思いながら、ネコまみれMVをご一聴。