音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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哀愁交差点この真ん中で俺はやれるか ジャパハリネット

本当に名曲だと思う。青春パンクだロックだとか、インディ感漂う若者の初期衝動を表現してきた楽曲は山のようにある。それらもひとつひとつ熱い思いで作られて世に放たれた。それを聞く側が受け取って、心に刻み込んでいく訳だが、そんな中2004年にこんな名曲が生まれた。

ジャパハリネットの「哀愁交差点」と言う曲だ。前述のように青臭く熱い楽曲は多く耳に出来た時代だが、これほど哀愁を帯びた若者ロックの曲はあっただろうか。確かに日本語歌詞として当時ゴイステにも切ない曲はあったし、他にも素晴らしい哀愁ソングはあったが、この楽曲ほどオレンジ色の夕焼けばりの哀愁ソングはなかなか見つからない。このバンドメンバーと同世代ながらこの楽曲の哀愁感のある世界に共感していたが、今この歳になって余計にこの曲の意味が深く心に刺さる。若い頃に聞いたときより更に哀愁を帯びて聞こえてくるのは、自分も様々なことを経験したと言う証拠だろうか。

 



この「哀愁交差点」でメジャーデビューしたジャパハリネットはこの曲が収録されたアルバム「現実逃走記」が日本ゴールドディスク大賞で新人賞にあたる賞を獲得した。独特なステップを刻みながら歌うボーカル・城戸けんじろ、このバンドの中心的存在だったベース・鹿島公行、後に理学療法士の資格を取得する意外なインテリギター・中田衛樹、地元愛媛でラジオパーソナリティとして活躍しているドラムス・りょういち、の4人組バンドだ。インディーズ時代は「四国最高のロックバンド」なんて言われて、その後も更なる活躍が期待されたが、2007年に解散することとなった。解散するまでに名曲をたくさん生み出していた。「物憂げ世情」も彼らの哀愁帯びたメロディが散りばめられた名曲だ。

こちらの「烈の瞬」も哀愁メロディソングだ。彼らの楽曲のBメロからサビへかけての哀愁具合はたまらない。

そんな彼らは2015年に再結成をし、このMVで再スタートした。

「PEOPLExPEOPLE」と言う楽曲だが、相変わらずグッドメロディを並べてくる。

 

RE:JAPAHARINET

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さて、そろそろ今の話をしたい。現在も絶賛活動中の彼らはジャパハリネットACと並行しながら活躍している。"人間模様 哀愁交差点 この真ん中で俺はやれるか"と言う「哀愁交差点」の歌詞が若い頃の自分に強く突き刺さった。何とかやって来れたよ。そんな思いで彼らの最近の曲を聞いたけど、やっぱり良い曲だった。ジャパハリネットAC「あばたもえくぼ」を最後にご一聴を。