音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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遺伝子組換えと言う笑い メンバー

音楽とお笑いはエンターテイメントとして比較的近い位置にあるものだと個人的には思っている。特殊なケースはあるものの、見る側・聞く側は幸福感を得るためにその機会を手に入れることが一般的である。今回話したかったのは音楽とお笑いを融合させて興味深い作品を作り上げている人たちのことだ。そんな堅苦しい立ち上がりだが、まぁ芸人の音楽ネタで面白いやつの話だ。今回は「メンバー」の話。まずは皆さんも聞いたことがあるであろうこの歌ネタ。

「しりとり」はYouTubeでも700万再生を超え、やってみたシリーズでもちらほら見かけるいわゆる歌リズムネタの傑作だ。ループすることが面白いしりとりだが、きっちりリズムに合わせていき、最後までキープするというストイックなネタだ。少しでもずれると台無しになってしまうと言う緊張感を逆に感じさせないメロディラインと落ち着いたトーンでのしゃべりは職人技である。

このメンバーが世に広く知られたのは2018年の歌ネタ王決定戦で全く無名のまま決勝進出し、優勝を果たしたことだった。ちなみにご存知ない方のため、こちらも歌ネタとしては代表作である。

「Ah!」と言うネタ。似ていないとは言わないが、とは言えかなりクオリティ高い。そして他にもひたすらすごいことをやっている。例えばButterバターを買ってきて、バターで作った音を加工しBTSの「Butter」を演奏してみたり、香水から出る音を加工して瑛人の「香水」をやったりと、もはや芸人ではない。

こう言ったお笑いならではの視点から楽曲を作り上げると新たな可能性を感じてしまう。また、YouTube著作権AIチェックをかいくぐろうとするシリーズはかなり面白い。

となりのトトロ」なんだが「となりのトトロ」ではない。違うのだがなんとも似ている楽曲にたどり着くのが非常に興味深い。そして今回この記事を書こうと思ったきっかけとなったこの動画をご覧いただきたい。

自分たちの「しりとり」を遺伝子組換えする企画である。しかもサビの部分は英語にしながらきちんとしりとりネタをやるあたり、狂気じみた面白さだ。あまりにもストイックすぎる彼らだが、ストーリー仕立ての作品ももちろん存在する。最後は個人的にかなり好きな歌ネタ「勇者ウシオスの偽物」で終わりにしたい。最初はなんとも言えない感じだが、中盤あたりではもう目が離せないほど釘付けにさせられる展開が面白い。彼らのオペレッタ風作品をぜひご一聴。