音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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新宝島から始まる新しい発見

今更なんだが、サカナクションの「新宝島」が素晴らしい曲だと気付き始めた。2015年リリース以降ヒットし続けていることは知っているし、ユニークなMVも知っていた。何度となく見たし、聞いたサカナクションのロングヒット曲である。どちらかと言うとMVがドリフをイメージさせ、そこに注目されヒットしているのかな、と言う印象だった。内心狙いすぎだろうとさえ思っていた。楽曲もキャッチーなメロディで覚えやすい。このバンドの音楽をきちんと聞いたことは無かったが、TV・雑誌のインタビューやライターの紹介記事なんかは目を通したことがある。山口一郎氏がかなりこだわりのある人だという印象があった。確かに今でもそう思うし、音楽に対する姿勢も実験的な音楽やパフォーマンスでかなり高尚なバンドだと思った。そんなサカナクションの「新宝島」。何の気無しにたまたまオススメに上がってきたので、かなり久しぶりに見た。そしたら釘付けになった。

前述の通り、聞いたことも見たこともある楽曲だが、ものすごくシンプルで複雑な構成に驚いた。じっくり聞いてみてめちゃくちゃおもろい曲やんけ、と今更ながら気付いた。まず、ずっと印象的な主題がリピートされている。ポップミュージックとも取れるし、ロックミュージックやダンスミュージックにも取れる。複雑なイメージを持ちながら、繰り返される主題とAメロとサビしかないシンプルさ。飽きさせないどころか、次の展開を欲しがってしまう中毒性すら感じてしまう。次に何が来るかわかっているのにも関わらず。天丼的な要素を含みながらも当時の映画のタイアップとしてリリースしたにもら関わらず、楽曲だけで十分知名度を得ることが出来た。ちなみにこの楽曲は二つの制作中であった楽曲がくっついたものだ。Aメロの部分は「多分、風。」と言う曲で、サビの部分は「蓮の花」と言う曲が合体して出来た楽曲。

なんか今回の件がきっかけで他の曲も聞き始めている。まさに新宝島から始まる新しい発見となった。では最後はこちらも有名どころだが面白い曲「忘れられないの」。思わぬところから興味が生まれることは非常に面白い。そんなところでまた新しい楽しみが増えた。きっかけになればと思いながらご一聴。