あけましておめでとうございます。本年も当ブログ「音楽好きの今の話と昔の話」をよろしくお願いします。はてなブログのジャンル「音楽」もあわせてよろしくお願いします。
新年早々音楽の話題として何がいいかわからないと思いながら、紅白を見ての考察という名の感想文記事をあげていきたい。
なぜ今更紅白なのか?それは「なんとかしようとしている」姿勢が感じられるからだ。確かに資金面も潤沢なテレビ局が作るから可能なのかも知れないし、出演者のみならず司会者も充実させることが出来る。あと紅白を見てしまうのは、自分が年をとっただけなのかも知れない。
自分が子供の頃、1980年代はまだ紅白の威厳を感じることが出来た。しかし、リアルタイムで美空ひばりさんが歌っているのを見たこともないし、自分が知っている大物歌手が出ないこともしばしばあった。時代を経ていくたびに視聴率は低迷し続け、実際2023年は過去最低の視聴率となり、前後半平均でも30%程度なのが現状だ。テレビ全体の視聴率が落ちていることを踏まえてもテレビ局としては頭を抱えていることなんだろうと想像できる。
でも何故か私を惹きつける。確かに面白くないなと思っていた時期もあるけど、ここ数年何とか面白く見せようとしている感じを受ける。その内容の良し悪しは別として、出演者の構成や演出パターンなど工夫が各所に見て取れる。また、私の世代あたりを狙った構成になっているのかな?と感じる。HYが「366日」、GLAYが「誘惑」歌うし、福山さんとMISIAさんで5年連続トリをつとめるあたり、40〜50代が見てしまう。もしかしたら昔からこのあたりがターゲットで、自分がその年齢になっただけなのかも知れない。それに正直なところ年末特番の各音楽番組のここ最近は少し思うことが多くなった。まぁ結局自分が歳を取って若い音楽へついていけなくなっているだけだろうけど。
さて、今回は第75回でテーマは「あなたへの歌」。テーマに沿った様々な演出が施されていたが、私個人として最も注目していたのはもちろん椎名林檎さんのパフォーマンス。チャラン・ポ・ランタンのももさんとのデュエット「ほぼ水の泡」を歌った。Perfumeが出場していればどうだっただろう?と勝手な妄想を抱きながらも年末にはぴったりな選曲だったと思う。
三山ひろしさんのけん玉もなんだかここ最近毎年見てるし、その一方で今年ブレイクしたアーティストたちも年末の音楽番組でよく見かけたけどとにかく忙しそうだ。その新顔系の中でも注目していたのはこっちのけんととtuki.。こっちのけんとのパフォーマンスは正直すごいと思った。あの舞台の序盤であの余裕を見せる強心臓っぷりは見ていて面白かった。
また、tuki.の覆面シンガーならではのどういったパフォーマンスか楽しみだった。
米津玄師さんも無事登場し、B'zも「Ultra Soul」盛り上げたのは素晴らしかった。
最後はMISIAさん。相変わらずすごいなと思える大トリにふさわしいパフォーマンスだった。今年のライブチケットを手に入れられたので楽しみにしている。
さて、出演アーティストが多いのでひとつひとつは挙げられないが全体の印象は面白かった。また2025もたくさんの音楽に出会いたいなと思えた音楽番組だった。今年最初の最後の楽曲は「ほぼ水の泡」のMVで。本年も「きっかけ」づくりを頑張って書いていきますので何卒よろしくお願いします。ではご一聴。