音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

変化するマルーン5

11月も序盤はコロナで寝込んでいたため、驚くほどのスピードで過ぎていく。今月はいつもの半分くらいしか活動していない感がすごい。だから12月は目一杯働いて遊んで休んでやろうと目論んでいる。

この冬来日予定のマルーン5の話を。ここ10年くらいのビルボード年間チャートトップ10を見るとこのバンドの凄さを感じる。入れ替わりも激しくバンドスタイルが淘汰されたチャートにおいて、ちょこちょこトップ10に顔を出し続けているのだ。バンドというよりグループと言ったほうがしっくりするかも知れない。feat.が多いのは事実だが、現代の音楽シーンでは日常的なことだと思うし新しい形のバンドというところか。何気にワールドクラスのモンスターバンドなのである。

キャリアを簡単に。アメリカ・LAで結成され、前身のバンドから名前をマルーン5に変えたのは2001年である。2002年にリリースされた1stアルバムがロングセラーとなり、じわじわ人気が出てきた。これがなかなか売れ続けた。私もまだCD売ってたころですごく印象に残っている。そのアルバムからまずは「Sunday Morning」をどうぞ。

マルーン5のボーカルのアダム・レヴィーンの声が最大の特徴のひとつである。まさに唯一無二のハイトーンの声が落ち着いたメロディと妙にしっくりくる。続いて同じアルバムから「She Will Be Loved」。

この2曲は当時CMのタイアップとなっていたので、耳馴染みの方もいるかと思う。この1stアルバムでグラミー賞の最優秀新人賞をとることとなった。

そしてメンバーチェンジを経て2007年にリリースした2ndアルバムから「Makes Me Wonder」。

ディスコナンバーをイメージさせる楽曲であるが、決して古臭くない絶妙なアレンジを披露している。演奏が秀逸な作品である。

このバンドは前述のように日本でもCMのタイアップになっていたことがいくつかあるので、何気に親しみがある。楽曲も単純にロックというにはかけ離れている。ファンクとR&Bをベースとしたダンサブルなサウンドはシーンの変化に対応していけるのかも知れない。

このバンドの面白い点は他にもあり、クリスティーナ・アギレラをfeat.した「Moves like Jagger」では共作という形でジャンル違いの製作陣でリリースした。結果として新しいかたちのマルーン5を生み出し、その後も続けていけることとなった。単なるディスコファンクミュージックという枠ではなく、バンドスタイルを残しつつデジタルディスコチューンを完成させることに成功した。ではその曲をご覧頂こう。

素晴らしくカッコいい。さて、クラシックもマルーン5なりにうまく昇華させていく。パッヘルベルのカノンを彷彿とさせる冒頭。恐ろしいのはシンプルなアレンジに仕上げておいて、思いっきり「カノン」が浮き彫りになっているにも関わらず、彼らのオリジナル曲だと言わんばかりに歌い上げる。亡くなった友へ送った曲なのだが、まさに彼らの新しい形のレクイエムである。ではこちらもご覧頂こう。

ここまで散々褒めちぎってきたが、あくまでも彼らがいろんな努力をし、試行錯誤を重ねながら時代の変化に対応した結果がこのモンスターバンドとして君臨できる所以であると思う。最後は最も有名な曲のひとつ「Sugar」。サプライズ的なMVは見ているこちらもハッピーになれる。ではそんなおめでたい一曲を是非ご一聴。