音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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ジャミロクワイも30年

年末に立て続けにジャミロクワイのライブ動画がアップされていた。パフォーマンスは1999年のものだが2本続けてご覧いただきたい。

英国「Jools Holland」の年末年始特番の際のものだが、昨年2022年がジャミロクワイがデビューして30周年だったためであろう。そしてそのジャミロクワイは記念アナログをリリースしている。

 

 

この他にも過去のタイトルの30周年記念Vinylがリリースされている。

ジャミロクワイと言えばやはり、1996年の「ヴァーチャル・インサニティ」のMVだろう。

ボーカルのジェイ・ケイはこのユニークなファッションで現れたことも印象的だったが、このMVのインパクトは凄まじい。今見ても驚きの演出だが、これがCGを使ってないと聞いた当時有り得ないと思った。その裏側が当事者たちの証言を交えて、2022年暮れに動画がアップされている。かつてもメイキングなんかは見た事があったが、歳を重ねたジェイ・ケイの話に興味がある方は是非どうぞ。

このジャミロクワイのファンクにおける功績はでかい。アシッドジャズから始まっているこのグループは当時の音楽をうまく融合させながら、ファンクミュージックの次の時代へ繋いだと思う。やはりそのデジタル性を取り込みながら、ポピュラーにした功績が大きい。ジャミロクワイの音楽は皆耳にしたことがある、という次元までファンクミュージックを日常的にしたのだ。その結果アルバム「トラベリング・ウィズアウト・ムービング」は世界一売れたファンクアルバムとしてギネス登録された。

世界的に活躍できたのは、音楽的要因もあるがジェイ・ケイのパフォーマンスもその理由かと思う。そんな彼のパフォーマンスの原点は母親にあると自身も発言している。母親はカレン・ケイという英国では少し名の知れたジャズシンガーで80年代には音楽番組をやっていた程だ。歌唱力はジャズシンガーということもあり十分かつ魅せ方を知っている。そんな母親を見て育ったなら影響もあるのかも知れない。ちなみにYouTubeなんかで「karen kay」と検索すると見つかるので興味ある方はどうぞ。

さて、最後に1996年「コズミック・ガール」をお聞き頂こうかと思う。大のフェラーリ好きのジェイ・ケイが自身の高級車を登場させた。色んなトラブルがあった撮影だったようだがカッコいいサウンドと映像は秀逸だ。近年ジャミロクワイは目立った活躍は行っていないが、まだ30年と捉えて今後の活躍に期待のご一聴。