THE WACKIDSというバンドをご存知だろうか?
初めて見たとき思わず目を奪われた。皆さんご存知のNirvana(ニルヴァーナ)「Smells Like Teen Spirit」だ。動画をご覧いただいてわかるだろうが、おもちゃの楽器だ。
あのオタマトーンも上手く駆使しながらロックサウンドをカバーしている。この「THE WACKIDS」のメンバーは、オタマトーンやハンドベルのおもちゃ、鍵盤ハーモニカ等でメロディラインを担当している「BLOWMASTER」(Wacky jaune)、ドラムやパーカッション担当の「BONGOSTAR」(Wacky rouge)、ギターパート担当の「SPEEDFINGER」(Wacky bleu)のフランスのスリーピースバンドだ。とにかく面白い。
「Johnny B. Goode」も彼らのロックアレンジにかかればこんな感じだ。「ROCK ’N’TOYS」(ロックントイズ)というジャンルでいくつかのカバーをしている。活動自体は長く20年前路上で演奏していたそうだ。そこでおもちゃの楽器で演奏したときのリアクションが大きかったことが始まりとのこと。
ロックの他にも90年代をインスパイアしているケースもあり、こういったカバーをしたりと非常に面白い。
Spice Girls(スパイス・ガールズ)の「Wannabe」をこういったおもちゃを使ってアレンジカバーもするすごいバンドだ。彼らは2000年までの音楽に対してこだわっており、現在もそれをコンセプトにツアーを行ったりしている。(下記リンク先はフランス語)
単なるカバーではなく見る側をどれだけ楽しませることが出来るかということを考えたパフォーマンスはすごいと思う。まだまだ紹介しきれないところがあるが、今回はそろそろ最後の曲としたい。きちんとレコーディングしてMVもきちんと作った「Don't Look Back in Anger」、Oasis(オアシス)の超名曲のカバーだ。おもちゃの視点というMVは彼らの世界観の一部だろう。今後も面白いパフォーマンスに期待しながらご一聴を。