音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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カラオケという世界線 第4話

まずは前回まで、第1話から第3話までをご覧になってない方は、そちらに今回のことの始まりを書いています。また、この記事を読みやすくするためにも目を通していただけたらありがたいです。今回も様々なことが読み取れたので、そのことを時系列ごとに説明していきたい。

 

2014年〜2017年

この記事の主人公である「残酷な天使のテーゼ」(1)は2014年1月にランキングから外れる。その後2015年の6月に帰ってきてからしばらくランクインしたり外れたり、また現れたりと安定して見かける。

2014年の5月「Let it go」いわゆるレリゴー現象が起こる。しばらく1位の座にアナ雪とその劇中の歌が周りを固める。そしてこの頃から目に見えて上位に安定してきた楽曲がいる。中島みゆき「糸」(6)である。この楽曲はもともと1992年のアルバムに収録、その後1998年に「命の別名」とともに両A面シングルとしてリリースされたものだ。当時はドラマ「聖者の行進」の主題歌として記憶している方もいるだろう。2013年に缶コーヒーのCMに使われたあたりからジワジワ再燃してきた。いろんな場面で使用されたが、コレ!というタイアップが新たに加わった訳ではないにも関わらず、注目を集める名曲となった。それは曲本来が持つポテンシャルの高さを証明していると思う。とにかく良い曲だと思う。

話をランキングに戻す。2015年3月と4月は総入れ替えされている。比較的鈍化していたランキングだが、このあたりは目まぐるしく変化している。そんな中安定した楽曲がまたもや登場してきた。秦基博ひまわりの約束」(32)だ。

映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌としてヒットし、その後もカラオケで歌い続けられる楽曲となった。この「ひまわりの約束」のように親しみやすく歌いやすいメロディというのは本当に根強い。「糸」同様リリースしてからある程度時間が経過してもこの期間顔を出す曲をもう一つ紹介したい。スキマスイッチ「奏」(11)である。この曲はリリースされたのが2004年の3月で週間オリコン最高位は22位と"点"で見ると決して大ヒット曲とはいえない。しかし、その"点"の数が非常に多く、どこかしらで耳にする名曲となった。

2015年12月にランクインし、2016年2月に首位を獲得した浦島太郎(桐谷健太)「海の声」もカラオケでヒットし、しばらくの間上位に滞在する。一躍時の人となった。

2016年12月に1位を獲得した星野源「恋」は、その後ぶっちぎって1位に君臨し続ける。「恋ダンス」は大ブレイクし、カラオケ同様どこでも踊る人で溢れた。

2017年の暮れまで1位を獲得し続けた「恋」以外はどうだったのだろうか?チェックして感じるのは、このあたりになってくるとこれまで紹介した「定番曲」が常にランクインしているといった印象だ。「小さな恋の歌」(2)「ハナミズキ」(3)は安定してランクインしている。そんな2017年の12月の首位は「糸」だった。

 

2018年〜2022年

2018年3月にこの月間ランキング終盤にして最大級の楽曲が登場する。米津玄師「Lemon」(18)である。

この楽曲はドラマのために書き下ろされたが、リリースするまでの段取りがかなり緻密だった。SNSを駆使した各方面からのアナウンスや紹介のタイミング。後からわかることだが、売れるための準備が用意周到であった。しかしながら、大ヒットした最大の要因は曲自体の良さに他ならない。それを物語るようにカラオケチャートでも首位であり続けた。「Lemon」は2019年に入ってもひたすら1位であり続けた。そんな2019年早々に新たなヒット曲が生まれた。

あいみょんの「マリーゴールド」はノスタルジックな淡い恋歌だが、私は当初男性が歌っていると思っていた。何故か明確な理由がわからないが、中性的な声を出す男性歌手という勝手なイメージを持って聞いていた。なんか森田童子のような印象もあってもしかしたらと思ったら女性だったという記憶がある。というどうでもよい私見は放っておいて、2019年の11月にようやく首位が入れ替わる。ヒゲダンことOfficial髭男dismの「Pretender」。

2020年夏頃になると「鬼滅」効果でLiSAの「紅蓮華」が大ヒットする。暮れにかけては映画のヒットもあり、主題歌「炎」も上位に飛び込んできた。少し遡り、同じ2020年の夏頃にはYOASOBI「夜に駆ける」もジワジワと話題になり始め首位争いを繰り広げる。

 

この後2021年に入り、ado「うっせぇわ」が上位に来たと思ったら、優里「ドライフラワー」がぶっちぎり始める。とにかくすごい勢いで首位をぶっちぎり続けてこの動画は終わりを告げる。

 

僅か10分余りの動画の記事をここまで引っ張ることになるとは思わなかった。その上まだ終わろうとしていない。何を調べたいかというと、今回の動画と30年ランキングの関係が気になっている。

このランキングについて調べて気になったことをさらに深掘りして次の第5話として記事にしたいと思う。

 

さて、最後はこれまでのように私の「十八番」カラオケで終わりたい。一時期友人と2人で歌うために練習した、なんてこともやっていた。バックスことBackstreet Boys(バックストリート・ボーイズ)「I Want It That Way」を2人で一生懸命やっていた。ではご一聴。