最近露出が多くよく見かける。彼女の声は一度聞いたら耳に残ってしまった。BiSHというグループのときは気になってはいたが、特に注目していたわけではない。集団での役割があったし、並行して2018年からソロ活動を行っていたものの特に気にしてはいなかった。
この「きえないで」はプロデューサーに亀田誠治氏を迎え、がっつり自らの手で作詞作曲を行った。今年BiSHを解散したことで何か解放されたのか、単純にスポットライトがあたるシーンが増えたのかわからないが、大きな変化を感じるのは私だけだろうか？
BiSH解散後リリースされた「宝石の日々」は水星の魔女の最終回で使用され話題となった。そして布袋さんの作品にも参加している。
爆発的な可能性を秘めているように感じる。そんな彼女がファーストテイクで「憐れみの讃歌」を歌っている。最後にご覧いただきたいと思う。タイトル「アイナ・ジ・エンドとは誰なのか。」はどういう意味か。これまではBiSHのメンバーだったし、ソロはやっていたもののやはり帰属するのはBiSHだった。今回映画「キリエのうた」の主人公Kyrie(キリエ)として活動しているが、それから戻ればアイナ・ジ・エンドに戻ってくる。本名飯谷愛菜に戻ることはないかわからないが、一旦アイナを終わらせている名前だ。ソロやソングライティングは以前からやっているが、本当に試されるのはここからだろう。本当の姿は誰なのか、と考えながらご一聴を。
