音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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ドクとマーティ

たまには映画の話。ネタバレと言うか、少し内容に触れてます。

クリストファー・ロイドがこんなツイートをしていた。この年老いたドクとマーティの2ショットは何とも微笑ましい反面、時の流れを強く感じてしまう。昨日6月9日はマーティ役のマイケル・J・フォックスの62歳の誕生日だ。名作中の名作映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で共演した2人だが、もう最初の作品から40年近く経過している。未来へ飛んだPART2は2015年へ辿り着いたが、それよりも現実は8年も経過した。それ故に時の流れを強く感じてしまうのかも知れない。

私自身あまり映画を見ることはないのだが、この「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは繰り返し何度も見た。この作品は私が最も好きな映画と言っても過言ではない。そして次に紹介するシーンは私史上最も好きな映画のシーンである。オフィシャルで切り取られたシーンがあるのでどうぞ。

このシーンはマーティが演奏するシーンの前後を含めて秀逸である。様々な見せ場がこのシーンには凝縮されている。前半部分はパパがママを勝ち取るのアメリカンな逆転ストーリー。主役のラブストーリーではなく、キーマンとは言え脇役のサクセスストーリーをここまでドラマティックに描いているのが面白い。演奏部分はマイケル・J・フォックスの名演。カッコよく弾いているように見えるようにかなり研究と練習をしたようだ。そして、演奏終盤のチャック・ベリーへの電話。「ジョニー・B.グッド」はパクリだったと言うまさかの展開だが面白い。1955年にタイムスリップしており、この「ジョニー・B.グッド」がリリースされたのが1958年だが矛盾はしていない。だが矛盾点もあり、ギター自体が当時存在しないモデルで、、、と深くなってしまう。「ギターマガジン」にこの作品のギターについて良い記事があったので紹介しておく。

そんな話をしているとまた見たくなったな。また、見ようかな。

さて、この映画の話の最後を締めるにはやはりこの曲だろう。ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「The Power of Love」。このイントロを聞くと「良い映画」を見た充実感で満たされる。余韻に浸る気分でご一聴を。