音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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情景が浮かぶ

阪神淡路大震災から28年。色々ありましたがここまで日本は変わりました。いや正直思ったよりは変わっていないのか。当時僅かばかりではあるが体感した人間としては、あの情景は今でも覚えている。

さて先日音楽番組を見ていてストレートな歌詞は共感を得やすいようだ。また詩的なものは世界観を大きく広げることもある。歌詞ってすごいなと思いつつふと変なことを考えた。歌詞とメロディと世界観がマッチした曲は例えばどんな曲があるだろう?と。そしたらすぐにピンと来た曲があった。

マッキーこと槇原敬之さんの「SPY」だ。この曲の歌詞をなぞっていくと思わぬところに辿り着き、情景や心境が恐ろしい程に脳内に浮かび上がる。私自身この歌詞のようなことを体験したことはないが、自分があたかも経験したかのような錯覚に陥る。1番から2番へのストーリー性をもたらした歌詞は、スリルを楽しむ側面とショックによる悲しみの側面うまく表現している。歌詞はもちろんメロディの展開もこの状況をしっかり想像させてくる。結局は不思議な感覚のままなぜか共感してしまっている自分がいる。その先入観を持ったままご覧いただこう。

そんな話をしているとやはりこちらの曲も思い浮かぶ。「どうしようもない僕に天使が降りてきた」だ。大きな声で言えないが、実は私はあまり歌詞を重要視してない。もちろん場合によるが、メロディに歌詞がうまくはまっている曲が好きなので語呂合わせが合っていれば好みかなと思う。だが、やはり前述の「SPY」同様情景が恐ろしい程に浮かぶ歌詞、あわせてメロディに歌詞が上手く嵌ったうえで秀逸である。特にサビのところ歌詞の節の切り方が凄まじい。誰も思いつかない言葉の言い回しで、メロディにベストなフレーズを当てはめていくマッキーはやはり天才だ。では、そんな異次元な一曲を最後にどうぞ。