音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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大迷惑

年末に近づいてくるとこのメロディが頭をかすめることがある。まずはそのMVを黙ってご覧いただきたい。

1989年にリリースされたユニコーンの代表曲「大迷惑」である。今聞いても歌詞、メロディ、演奏とあらゆる要素で面白い楽曲だ。そしてこのMVも秀逸である。人、具体的には男性の立場で社会における葛藤を歌詞にしている。裏のリズムを強調したスピーディなメロディでこの何とも言えない感情を表現している。よく言う「今聞いても古くない」楽曲と呼ばれる程斬新な曲だ。"貫一とお宮"の表現は、今は古すぎて伝わりにくいが、当時は程よく古臭くてそれが良かった。

ユニコーンは1986年に広島で結成されたバンドである。1987年にアルバムでデビューし、1993年に一旦解散。2009年から再結成し今に至る。5人組のこのバンドは全員が作詞作曲、おまけにボーカルまで出来る。一見奥田民生さんが顔のバンドのように思えるが、そうとも言い切れない。確かに代表曲は民生さんが作っている場合が多いが、リーダーでも何でもない。それぞれがマルチな才能を持っているバンドだ。

ここで、2009年に再結成した際の復帰曲「WAO!」をご覧いただきたい。

オッサンになってしまい、イケオジ感を出しているが、普通に楽曲として面白く、そしてカッコいい。今回阿部さんがリードボーカルだが、シングルでの民生さん以外のメインボーカルは初めてのことだった。いくらみんなメンバー全員歌えると言っても、民生さんボーカルが世間一般的であったため、ユニコーンとしても再活動を行ううえでのチャレンジだったのかも知れない。でもどっちにしろユニコーンらしさが出ている良い楽曲には間違いない。

次にお聞きいただくのは「すばらしい日々」というこちらも代表曲だ。

この曲は当時ラジオでよく流れていた。ユニコーンは私のほんのわずか上の世代の人たちがはまっていた。

最後はこの季節なので「雪が降る町」をご覧頂きたい。どうでもいいことだが、「大迷惑」リリースから30年以上経過しているが、住宅ローンの返済は終わっているのだろうなぁとか思いながらのご一聴。