音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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berry meet ベリミのまとめ記事

①次から次へと「あのさ」 ベリミことberry meet

②本当悔しいけどさ ベリミの図星

③ベリミの「煌めき」 berry meet

④ねぇ、私  ベリミはスローテンポかな

 

 

 

 

マエストロ

小澤征爾さんが亡くなった。

正直なところ音楽といえどクラシックはかなりの管轄外だ。音楽の授業で聞く程度のクラシックソングくらいしか知識が無い。しいてあげるならヴィヴァルディの「四季」のCDを5,6枚持っているくらいだ。そんな私でも小澤征爾さんの偉業は知っている。

2002年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートで指揮を執ったCDは爆発的に売れた。当時CD店で働いていた私には、飛ぶように売れていく様子が異常な現象にも思えたが、小澤征爾さんの世界的評価を考えれば遅すぎるくらいだったのかも知れない。

いつ頃だったか忘れたが、もう15年以上前だろうか、密着取材を見たことがあった。その時の書斎の様子を見たことがあるが、オーケストラの指揮者の凄まじさを見た。とにかくたくさんのスコアとそれを読み解く時間の膨大な費やしている様子。単なる人並外れた努力では片付けられない凄みを感じた。その時の思ったのは、指揮者は全員分の努力をしていると本気で思えたしやっていたと思う。そんな世界で東洋人として西洋の壁に立ち向かい勝負を挑んだ小澤征爾さんの功績は語り継ぐべきことだ。

 

 

さて、とりあえずは深い話は出来ないので今回はこのあたりで。最後は小澤征爾さんがJAXAと共同で行った宇宙に音楽を届けるプロジェクト「ONE EARTH MISSION」の様子を映した動画をご覧いただきたい。力を振り絞る様、最後は目を潤ませる小澤征爾さん。では安らかにご一聴を。

 

 

耳に残った音を集めた 

今回は先日から耳に残っていた楽曲をリストアップしたい。気まぐれで載せているが興味深い楽曲ばかりだ。大した量ではないがどうぞ。

①komsume「バク」

 

バク

バク

  • komsume
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メロディ、ボーカルともにガールズバンド感があるが演奏に何か引っかかってしまった。思っていたよりヘヴィなのだ。どこか古めかしい感じも悪くない。

②万能ビニール「ガールズバンドは聴かない」

青春ロックと呼べる程青い。メロディも歌詞も演奏もなんか和解。でもこんな青臭い音楽を好きだという気持ちを忘れてはいけない。

③chef's「ヒッチコック

ヒッチコック

ヒッチコック

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もうイントロから攻めまくってる。ボーカルもキャッチーな声してて良い。それにしても演奏に気を取られてしまうほどギターとベースが交互に目の前にやってくる。2番のAメロからBメロへの流れからサビ、めちゃくちゃカッコいい。良いバンドだ。

④竹野留里と駒田早代「深夜高速」

フラワーカンパニーズの「深夜高速」をカバーしているのは民謡歌手日本一で「THE カラオケ★バトル」でも活躍した竹野留里さんと「三味線世界一」の肩書きを引っ下げる駒田早代さんだ。なんかよいユニットだ。実力は折り紙つきだが、今後も様々なシーンで活躍してくれたら面白い。

⑤エイチケイ「審議なき戦い」

なんとも言えない新しさを感じる音楽。古臭くしているが、やはり新しい。でも面白い。このエイチケイという方は不思議な距離感だ。そんな感じでもう一曲紹介して今回の話を終わりたい。私は日々何曲か自分にとって未知な音楽を聞いている。面白い音楽に出会いたいのか、ブログに書きたいものを探しているのか、理由は様々だが、ただ音楽を聞くのが好きなんだろう。そんなわけでご一聴。

⑥エイチケイ「浪漫尾行」

 

Miley Cyrus と第66回グラミー賞

第66回グラミー賞の受賞者が発表されたようだ。あまり詳しい話ではないが、折角音楽ブログ書いてるから少しは触れてみたいと思う。今回初めてグラミー獲ったのはMiley Cyrus(マイリー・サイラス)。ノミネートはされていたようだが、年間最優秀レコード賞を受賞した。

 

Flowers

Flowers

  • Columbia
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確かにこの「Flowers」はよく耳にした。この他にも同曲で最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)も受賞した。ポップスシーンの覇者となれたワケだ。Miley Cyrusと言えば「Party In The U.S.A.」の印象が強い。

その前は「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」をよく見ていた。当時ケーブルTVの関係でディズニーチャンネルを見ていて、とにかくよく流れていたので何となく見ていた。あれから15年以上経った。これまで物議を醸すこともあったが、名実ともに音楽界の頂点に立てたことは良かったと思う。

年間最優秀アルバムは今週東京ドームで公演するTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の「Midnights」。そのアルバムから「Anti-Hero」をどうぞ。

 

Midnights [Clean]

 

Miley Cyrusより3歳年上のTaylor Swiftはデビューは後だが音楽的にはかなりリードしていると言えよう。グラミーに関しても常連と呼べるほど数多くノミネートされている。そんな2人より年下のアーティストが年間最優秀楽曲を受賞した。

21世紀生まれのBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の「What Was I Made For? 」。映画「バービー」のために書き下ろした楽曲だそうだが、今回授賞式でのパフォーマンスの衣装がバービーだったそうだ。

 

 

グラミーは目眩がする程部門が多すぎてよくわからないこともあるが、やはりロック系はチェックしておかねばならない。今回最優秀ロック・パフォーマンスと最優秀ロック・ソング、最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバムを獲得したのはboygenius(ボーイジーニアス)だった。アルバム「The Record」から「Not Strong Enough」。

それぞれソロでも活動している3人組グループだが、今回の受賞でさらに注目される存在となるだろう。

the record [Explicit]

the record [Explicit]

  • boygenius under exclusive license to Interscope Records
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さて、最後は数ある受賞者の中で個人的に耳馴染みのよいバンドの話で終わりたい。最優秀メタル・パフォーマンスを獲得したのはMetallica(メタリカ)「72 Seasons」。駆け足で見てまわったが、とりあえず代表的なものを並べてみた。グラミーもこれからどうなるかわからないけど、定期的にはチェックしていきたいと思う記事。そんな感じでご一聴。

 

8bit boysというおっさんホイホイ 

何も言わずにご覧いただきたい。

この動画をご覧になって「うぉー!」と思ってしまったあなた。今回の話は最後まで読んで後悔はしない。そして、「?」と思った方もバンドを楽しむことというのはこういうことだ、と感じられる音楽の話をしたい。

立て続けに「ツインビー」。こちらのバンドは「8bit boys」というレトロゲームを演奏している方達4人組だ。多分おじさんたちだと思う。詳細がわからないものの興味深いバンドだ。とりあえず聞いていこう。次は「グーニーズ2」だ。

これも至極良い。シンディ・ローパーのカバーではない。ゲーム音楽をカバーしているのだ。あまりにも潔くて清々しい。

ドラゴンバスター」だなんて懐かし過ぎる。多分一生懸命クリアを目指していた方は少なくないと思う。

夢中になった「スパルタンX」も再現してくれている。決してジャッキー・チェンでも三沢光晴でもない。あのゲームの「スパルタンX」をカバーしてくれているのだ。おっさんの懐かし話ばかりでも面白くない。結局単なるカバーじゃないかと思うかも知れないが、アレンジが面白いのとドラムの重要性を強く感じた。また、8ビットのゲーム音楽を作った人たちの努力に気付くことが出来た。例えばリズムが単調になりがちなところにアクセントを上手く挟み込んでいる。そうすることでリードメロディがさらによく聞こえてくる。まあそんな個人の感想を伝えるよりこの動画をご覧いただきたい。

ファミスタ」のプレイ音楽だ。きちんと球の音もギターで再現されており、あのゲームのシーンが脳裏をよぎる。ここでもドラムの音がしっかり聞こえて場を引き締めている。ホームランのときの花火の音に思わずニヤリとしてしまった。

 

さて、最後はあの国民的ゲーム「ドラゴンクエスト2」のプレイ音楽カバーだ。あえて「2」なのが選曲センスを感じる。これからも多くのファミコンを中心としたゲーム音楽のカバーを行ってくれるだろう。ただ、彼らが何者なのかわからないが、とにかくやっている本人たちが一番楽しんでいることだろう。とりあえずおっさんホイホイである彼らのドラクエ2の世界に引き摺り込まれて欲しい。懐かしさに悶えながらご一聴を。

 

 

 





coalowlという人

偉そうに音楽のブログ書いているのに、恥ずかしながらPEOPLE1というバンドを去年の今頃まで知らなかった。

 

Ratpark

Ratpark

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この楽曲「Ratpark feat. 菅原圭」が非常に印象的だった。耳に飛び込んできたこの中毒性の高いリズムとメロディだけでここまで記憶に焼き付いたのではない。映像として捉えたからである。何とも言えないリアルさを感じる作画。動くリアルマンガ。表現の仕方が下手で申し訳ないが、とにかく興味深かった。これを手掛けているのはcoalowl(コールアウル)さん。

2018年からフリーのイラストレーターとして活躍し、様々なシーンで見かける。今回はこのcoalowlさんの作品を音楽側から、つまりMVをピックアップしていきたい。

先程のPEOPLE1の曲の後で既視感をおぼえていた。あれだ、あれ。

 

 

すりぃ「テレキャスタービーボーイ」だ。これで見た事がある。なかなか個性的な映像作品と音楽が調和している。他にも何か見かけた事あるものは?と思い返してみたらこちらがあった。

TOOBOEの「錠剤」。チェンソーマンのエンディングもこのcoalowlさんが手掛けたやつ。本当にいろんなところで見かける。仲良しPEOPLE1とはこの作品のアニメーションを手掛けた。

 

DOGLAND

DOGLAND

  • Pollyanna Records
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PEOPLE1の「DOGLAND」はこちらもチェンソーマンのエンディング。かなりの売れっ子イラストレーターである。そして、色々見回しているとふととあるぶたをみかける。ぶたさんだ。

 

 

ゆこぴ「ブタサンダー」もcoalowlさんの作品だ。コマ送り的アニメーションは見ていて「ぬるぬる」している。非常に多くの場面で見かけるし、しかも注目度の高い楽曲のMVを手掛けている。

和ぬか「ブラウニー」はイラストのみで訴えてくる。多方面過ぎてポケモンとも一緒にやった。

とりあえず色々動画を貼り付けた。最後はやはりcoalowl×PEOPLE1の作品「鈴々」。ふたりの楽しそうな様子が伝わる名MV。かなり良い。所々の遊びゴコロ感じる小さい変化に要注目。もちろん楽曲はサイコー!ではご一聴。

 

 



 

YONLAPAはチルい

本当に何気ないときに耳に引っかかる音楽は面白い。そもそも日本のバンドでないということくらいにしかわかってなかった。「YONLAPA」というバンドはタイ・チェンマイの4人組ポップバンドだ。メンバーはボーカル兼ギタリストYonlapa Pienpanassak(Noi na)、ギタリストArnuphap Foeilung(Gun)、ベーシストNawin Raknaisil(Nawin)、ドラマーChalanthorn Soontornpitak(Fewchy)。

まずは私が初めて出会った楽曲「I’m Just Like That」という曲をご覧いただきたい。

ギターリフが耳に残る興味深い1曲だ。どこか気だるさを残す彼らのサウンド。その他にはどんな感じなんだろうと思わせられて辿り着いたのは「Is that True?」という曲。

緩い、気だるい。

こちらの「On My Own」も緩い。どこがピークなのかわからないくらいにフラットな楽曲だ。「Insomnia」という曲も気だるい。

たまにはこんなバンドも良い。これら紹介した曲は2023年8月に発売されたフルアルバム「Lingering Gloaming」に収録されている。

 

さっきから気だるいばかり並べているが、本当にこのアルバムはずっとモヤがかかったような世界観だ。2018年に結成されたこのバンドは一貫したこの音楽性を貫いているようだ。

Last Trip

Last Trip

  • YONLAPA
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続いては「Sail away,away」と言う前述のフルアルバム「Lingering Gloaming」の楽曲。気だるさを残しながらもややアップテンポなサウンド。カッコいい。

最後は私が気に入った楽曲「Last trip」。これから少しずつこのバンドに触れていってみたい。様々な年代の音楽的要素を組み込ませたノスタルジックな楽曲だが、現代の若者が奏でることで新しいサウンドが生まれている。この「Last trip」は少し前2020年の曲だが、雰囲気がゆったりしている。これがいわゆるチルいってやつか。ではご一聴。