音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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マエストロ

小澤征爾さんが亡くなった。

正直なところ音楽といえどクラシックはかなりの管轄外だ。音楽の授業で聞く程度のクラシックソングくらいしか知識が無い。しいてあげるならヴィヴァルディの「四季」のCDを5,6枚持っているくらいだ。そんな私でも小澤征爾さんの偉業は知っている。

2002年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートで指揮を執ったCDは爆発的に売れた。当時CD店で働いていた私には、飛ぶように売れていく様子が異常な現象にも思えたが、小澤征爾さんの世界的評価を考えれば遅すぎるくらいだったのかも知れない。

いつ頃だったか忘れたが、もう15年以上前だろうか、密着取材を見たことがあった。その時の書斎の様子を見たことがあるが、オーケストラの指揮者の凄まじさを見た。とにかくたくさんのスコアとそれを読み解く時間の膨大な費やしている様子。単なる人並外れた努力では片付けられない凄みを感じた。その時の思ったのは、指揮者は全員分の努力をしていると本気で思えたしやっていたと思う。そんな世界で東洋人として西洋の壁に立ち向かい勝負を挑んだ小澤征爾さんの功績は語り継ぐべきことだ。

 

 

さて、とりあえずは深い話は出来ないので今回はこのあたりで。最後は小澤征爾さんがJAXAと共同で行った宇宙に音楽を届けるプロジェクト「ONE EARTH MISSION」の様子を映した動画をご覧いただきたい。力を振り絞る様、最後は目を潤ませる小澤征爾さん。では安らかにご一聴を。