音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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ぐるぐるまわる I GET AROUNDの話

連続して記事のタイトルが「GET」になってしまった。偶然とは言え、意図したわけではないことをご了承いただきたい。さて、先日も記事にしたビーチ・ボーイズの話。最近たまにMVが新たにアップされているので目が離せない。

今回の話はタイトルの「I Get Around」。早速ご覧いただきたい。

リリースされたのは1964年5月11日。この後発売されたアルバムの先行シングルとしてリリースされたこの曲は、バンド初の全米1位を獲得した。ちなみにこのシングルのB面は「Don't Worry Baby」。こちらも名曲だ。

話を「I Get Around」に戻そう。この「GET AROUND」はぐるぐる回ると言う意味だが、あちこち行くと言うニュアンスになる。アメリカのスラングだと異性に顔が広いみたいな感じ。彼らの立場からしたらいわゆる女遊びして顔が広いって感じだと思う。もっと直接的な遊びまくっている意味ではあるが。とにかくアイドル的な人気を得ていたこのバンドを象徴するような楽曲だが、コーラスは相変わらず秀逸である。唯一無二の素晴らしいハーモニーはビーチ・ボーイズの特権とも言える。

そんなこの曲の作詞作曲はブライアン・ウィルソンマイク・ラヴ。これまで楽曲制作にはウィルソン父が口を挟んできた。だが、音楽に関して完璧主義のブライアンが自分の才能に気付き始め、かつ自信を手に入れた結果、父親と口論になり追い出したという逸話もある。その結果全米制覇したブライアンは益々考えこむようになったのだろうか。

さて、そんな名曲の話の最後を飾るのは我らがハイスタ、Hi-STANDARDのカバーで締めたい。名カバーバンドとして名高いハイスタは見事に仕上げている。やはりハイスタは一味違うと感じながらご一聴を。