音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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ツネが遺したもの

あまりにも衝撃的であった。

唐突すぎてボーっとしてしまった。この報せを知ってから仕事が手に付かないほどであった。ハイスタといえばグッドメロディが目立つがやはりツネのドラムがこのバンドを支えていると言っても過言ではない。私の世代ではハイスタはメロディックパンクシーンではもちろん、インディーズという括りでもNo.1、頂点と言っても異論は少ないだろう。だからこそ、あまりにも突然に訪れた訃報は私にとっても非常にショッキングであった。二度とリアルな音が聞けないという失望感は、自分の人生において最大かもしれない。

私がこうやって毎日の音楽のブログを書くことが出来るのはある友人との出会いが大きい。友人A君としよう。友人Aと出会うことがきっかけで、多くの知らない音楽と巡り逢えた。その友人Aはドラムスをやっていてインディーズでパンクバンドをやっていた。そこで多くのバンドを知り、今ブログで話しているバンドなんかも教えてもらった。そんな彼が別格扱いし、よく口にしていたドラマーはツネこと恒岡章さん、つまりHi-STANDARDのドラムスだ。

あくまで私はドラムに関しては素人なので、どれほど凄いのか当時はあまりわからなかったが、友人Aはいつも熱く説いてくれていた。たまたま2,3日前にも久しぶりに近況連絡を取った。その時はこんなことが起こるなんて思っていなかったので次回連絡とるのも何ヶ月も先だろうなと思っていた。今回の報せを知って最初に思ったのは友人Aのことだった。私でもあれだけショックだったのに、神格化しているのではないか?と思う程のドラマーが突然亡くなったと聞いたらどれだけ悲しむだろうなと思った。

そんなことを考えてしまうと、連絡しようと思ったが聞きにくいなと足踏みしてしまった。すると暗くなってから友人Aからメールが届いた。「ツネ死んでもうたね」といった内容のものが届いた。そんな彼はしばらくはハイスタ聴くそうだ。そりゃそうだろ。聞かなきゃ。

多分ハイスタを知らなきゃこんな悲しみを知ることはなかっただろう。ブログ書きながらハイスタの曲を聞いていると亡くなったという現実を受け入れられるようになってきたと同時に涙目になってきた。40超えたおっさんがうっすら泣きながらブログ書いてるなんてアホみたいな話だが、それ程までに自分の中に強く刻まれたバンドなんだと実感している。そんなツネのスネアの音が聞けない悲しみは大きいが、遺してくれものは素晴らしいものばかりだ。カッコいい音楽だったり、友人との出会いだったり不思議ものばかりだ。

とにかくハイスタの曲を並べてみた。それぞれにいろんな思いが詰まっている。今回の出来事は悲しいことであるが、たくさんの思い出を遺してくれていた。そんな感情を抱かせてくれた恒岡章さんと友人Aに改めて感謝したい。俺たちは成長できたかな?最初と最後で「成長」をご一聴。

 

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