濃厚接触者ということで自宅待機となってしまったが、年末ということもありそわそわしてしまう。仕事に対してそれなりの心配しつつも、体を休めている自分もいる。早く復帰したい。
寒波と同時にネット上でもクリスマスソングが溢れている。この時期になると必ず手に取るアルバムがある。
世間一般ではサーフィンソング、ホットロッドのオールディーズのイメージが強いが、ビーチ・ボーイズはやはりコーラスグループである。こういったクリスマスソングをやれば超一流である
昨日12月21日は多くのリードボーカルを務めたカール・ウィルソンの誕生日だ。ウィルソン兄弟の末弟は1998年に51歳の若さで亡くなった。偉大な兄ブライアンを持ち、自らもボーカルとして偉大な功績を残してきた彼のリード曲を紹介したいと思う。
まずはビーチ・ボーイズの代表曲のひとつ「グッドバイブレーション」をどうぞ。
兄ブライアンが精神疾患に陥り、1970年代以降はビーチ・ボーイズの中心メンバーとして活躍した。非常にクリアな声の持ち主で、「天使の歌声」とも称された。
続いては私がビーチ・ボーイズで最も好きな曲のひとつである「ダーリン」をお聞きいただきたい。
「ダーリン」はライブの定番曲である。作曲したブライアンは元々友人のダニー・ハットンのグループに提供する予定であった。結局その話は無くなり、結局カールをリードボーカルにしてビーチ・ボーイズでヒットさせた。ちなみにそのダニー・ハットンは翌年スリー・ドッグ・ナイトを結成している。もしかしたらこの曲はスリー・ドッグ・ナイトの代表曲になっていたかも知れない。
さて、話は逸れてしまったが、続いてはこちらの曲を。
1969年の作品「アイ・キャン・ヒア・ミュージック」だが、カバー曲ではあるがカールがプロデュース・リードボーカルを行ってヒットさせた。他の多くの国では本国よりも大ヒットさせたケースもあった。
最後はやはりクリスマスソングで終わらせたい。ウィルソン兄弟は有名人となってしまったが故に様々な困難を迎えたのだと思う。その次元の話は当人同士でないとわからないし、次男デニスも既に他界している。結局最初に病に伏せった天才長男は何を思うのか。3人が揃ったクリスマスソングを是非ご一聴。