音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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板歯目と言うバンドは天才か?

(最終更新2024年3月)

まずこの「板歯目」読めるだろうか?初めて目にしたとき私は読めなかったし、バンド名を見かけたときから「いたばめ?」なんて思いながらしばらく触れることはなかった。だが、たまたま耳にしたのが「コドモドラゴン」と言う曲だった。

コドモドラゴン

コドモドラゴン

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このバンドの読み方は「ばんしもく」。このバンドのメンバーは、ギターボーカルの千乂詞音(ちがしおん)、庵原大和(いおはらやまと)の2人。スリーピースバンドで活躍していたが、残念ながらベースのゆーへーは2024年3月末に脱退。東京系のロックバンド。

早速だが「フリーダムスタンダード」と言う楽曲だ。若さの衝動だけではない、何か別の存在を感じてしまうバッキバキの音である。そもそも板歯目と言うバンド名は遥か昔、2億年前の海の中にいたカメ?みたいな爬虫類の名前からとっているようだ。そんなインパクト大のバンド名のおかげで私はすっかり興味を持ってしまった。何考えてるかわからない、その太古の爬虫類の名を持つバンドも、次に何をやってくれるのだろうと興味を抱いてしまう。

続いては「エバー」と言う曲。今時こんなサウンドやってくれる若いバンドもいる。そうだ、彼らの年齢を伝えてなかったが今年二十歳になるであろう19歳だ。私から見れば青二才だ。だが、しっかりガッツリとバンドサウンドを奏でてくれる。青二才とは失礼した、そんな思いにさせてくれる2022年1月「まず疑ってかかれ」を聞いていただきたい。

腹括ったバンドである。反抗的だし攻めているし、だが音に対する覚悟が十分伝わってくる。痛いくらいにまっすぐにぶつけてくれる。そんな思いを感じることが出来る熱いバンドである。あまりにも熱すぎてついに2022年3月「沈む!」なんて曲も出てきた。

もうここまで来ると狂気じみているが、普通に良いメロディになっている。序盤はどこかくっきー!みたいなコミカルさを散りばめているが、中盤から終盤にかけてのバンドサウンドは激しくカッコいい。カッコいいけどここまで来れば、カッコつけなくても良いくらい弾けている。

ロカビリーテイストの2022年8月「dingdong jungle」は違う一面を見せた渋カッコいい。こんなサウンドにも対応出来るあたりそんじょそこらのバンドとは一線を画している。

2023年2月「くそったれ人生最悪の」は相変わらず怒って抗って、それらの鬱蒼とした塊を音に変えて吐き出している。本当に19歳バンドしては音が重たく懐かしさを覚えるようなサウンドだ。

 

くそったれ人生最悪の

くそったれ人生最悪の

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古の時代の爬虫類の名を冠するこの稀有なバンドは、何考えてるかわからないから次が楽しみで仕方ない。このバンドが天才かどうかはこの際どうでもよい。良いバンドだと言うことは音を聞けばよくわかる。そして高校在学中の2022年1月にアルバムをリリースし、既にアルバムも2枚。ものすごく短いスパンである。まずは2023年6月7日にシングル「SPANKY ALIEN」、2023年夏にアルバム「遺伝子レベルのNO!!!」を配信リリースした。そんなベースが一生懸命でカッコいい「SPANKY ALIEN」を最後に紹介したい。散々称賛しまくっているが、これだけ様々なパターンの楽曲で来られたら褒め言葉がとめどなく溢れてくる。「板歯目」と呼ばれるバンドで、二十歳そこそこの彼らが見せる世界は過去か未来か。是非ご一聴を。

 

SPANKY ALIEN

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後日ライブに行ったときの話。

まず疑ってかかれ

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フリーダムスタンダード

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