先日のGREEN DAY(グリーン・デイ)のライブで初めてK-Arena Yokohama(以下、Kアリーナ横浜)に行った。
ちょうど1年半前くらいにKアリーナ横浜の記事を書いた。そのときにライブ行ってみたい、というささやかな夢が出来たけど今回それが叶った。近ければもっと早く行くことが出来たが、残念ながら少し遠い。幸いGREEN DAYのライブがそこでおこなわれることが決まり、ライブのみならずそのアリーナに行けることにも興奮していた。
事前にフロアマップを見たけど、その段階でかなり期待してまう構造だった。当日行くとアンパンマンが目につく場所の近くにそのアリーナはあった。
箱の形から中の構造は想像しやすいし、実際にそのまんまだった。キャパは20000人程度といわれており、見た目よりは入るんだなぁと感じた。
入り口には「K-Arena」と書かれており、音楽特化型としては世界最大規模のアリーナが迎え入れてくれた。複数のフロアにわかれており、7階まであるが実際は奇数のフロアのみ席へと入っていけるようになっている。つまりスタンドが3段ある状態だ。
私は5階席で、実質3階にあたる部分だった。で、「アリーナ広っ!」という言葉が出たのとスタンド部分の広さと角度の素晴らしさに感動した。どのフロアのスタンドにいてもステージが真正面に見える。前後の傾斜も緩やかで高さを感じにくい。音の詳しさは何ともわからないが、ステージまでの距離の割りに綺麗に聞こえるように感じた。
https://www.atpress.ne.jp/releases/420597/att_420597_1.pdf
このアリーナは、2024年(2023年11月〜2024年11月)世界のアリーナの観客動員数でニューヨークのMadison square gardenについで世界2位を獲得した。最初の1年で動員数が約180万人だということらしい。音楽特化型にしてはすごい数字だ。
ここ最近アリーナの新設が続く。まずは、2025年3月にサザンオールスターズのライブが柿落としとなった四国・香川県の「あなぶきアリーナ香川」。こちらは中四国最大級のキャパの約1万人。四国にはモンバスなんかの野外フェスでは知名度が上がっているものの、1万人規模大型屋内型の音楽施設がなかった。今後期待のできる施設だと思う。そんなこけら落としなサザンの「桜、ひらり」のMV。
兵庫・神戸市で2025年3月に竣工し、4月から本格稼働するのは「GLION ARENA KOBE (ジーライオンアリーナ神戸)」。こちらも1万人程度のキャパ 3方向を海に囲まれた変わった立地のアリーナだ。いくつかのライブの予定が組まれており、今後要注目のアリーナとなりそうだ。こちらも「あなぶきアリーナ香川」も地元プロバスケットボールチームのホームグラウンドになるようなのでスポーツ利用も楽しめそうだ。
一方名古屋では新しいライブハウスが完成した。キャパは1000から2000人程度で、このエリアでは最大規模のライブハウスとなっている。ライブハウスということもあり、今後のスケジュールを見ると目移りするほど多くのアーティストの名前を見ることができる。
コロナでライブハウスの経営難や閉鎖が相次いたが、回復傾向になった今新しい「ハコ」が増えて来ている。従来のものでも楽しいのは事実だが、新しい趣向を楽しめる可能性をたくさん秘めている新しい「ハコ」に期待してしまっている。私自身4月に今回紹介したうちの2つでライブ参戦する予定だ。そんな流れでそろそろ最後にしたい。
「ライブハウス」と言えばいつも思い出すセリフがある。あのヒムロックこと氷室京介さんがBOØWYのときに放った言葉「ライブハウス武道館へようこそ!」。最初聞いたときは意味がわからなかったが、しばらくしてとんでもないことを言ってることに気がついた。そのセリフは1986年7月2日の日本武道館公演での「IMAGE DOWN」の間奏で発せられた。カッコ良すぎるそのセリフに敬意を払って最後に紹介したい。「ここは東京だぜ?」もそのあと続いたバージョンではないがご一聴。