2024年10月6日アメリカ・ロサンゼルスのサン・ペドロにてNOFXのラストライブがあった。「キングオブメロディックパンクバンド」といっても差し支えないであろう偉大なバンドが遂に引退することになった。このジャンルの音楽に多大な影響を与えたのは言うまでもない。今回3夜連続で行われたライブでは、たくさんのバンドがステージに集まっていた。我らがHi-STANDARDの難波さんも登場した日があった。
振り返れば2024年3月のPUNKSPRING2024がNOFXとして日本で最後のライブとなった。あまりにもメジャーなバンドであるが故にどこか距離を置いている自分がいた。確かに知っているが自分が思っていたより深く聞き込んでいなかったのが事実だ。だけど最初にして最後の生NOFXはこれからも聞き続けたいと思えたパフォーマンスだった。
Punk is attitude,not style.そんな言葉をかつて放ったといわれているのはThe ClashのJoe Strummerだが、NOFXは両方体現している。態度でも示しているし、そういったスタイルだ。
Fat Wreck Chordsの創設者Michael Burkett、つまりFat Mike自身が誰よりもパンクなのだ。馬鹿らしいことをやる一方で優れた音楽を見つけることには天才的だ。ご存知のようにFat Wreck Chordsからカッコ良すぎるバンドが次から次へとリリースされていった。Mikeのすごいところは、どんな嫌なことをされて気に入らなくても、そのバンドの音に光るものを感じれば躊躇なく自分のレーベルからリリースする。そんな天才的な先見眼?を持つMikeが認めたハイスタは本当に日本が誇るべきバンドだと思う。
さて、今回はそんなNOFXに敬意を払うべく日本ラストライブのセットリストをひたすら並べてみたい。カバーはオリジナルを貼り付けたりしている。ではひたすらどうぞ。
「Riff Raff」(AC/DCカバー)
「Dinosaurs Will Die」
「Perfect Government」
「Leave It Alone」
「Bob」
「Stickin' In My Eye」
「Seeing Double at The Triple Rock」
「All Outta Angst」
「72 Hookers」
「Six Years On Dope」
「Kill All the White Man」
「F××k the Kids (Revisited)」
「Juice Head」live
「Hobophobic (Scared of Bums)」
「Monosyllabic Girl」
「I'm Telling Tim」
「Instant Crassic」live
「Can't Get the Stink Out」live
「Franco Un-American」
「I Love You More Than I Hate Me」
「180 Degrees」
「We Called It America」
「Radio (Rancid cover)」
「Linoleum」
「Les Champs-Elysees (Jason Crest cover)」
「I'm So Sorry Tony」
ここまで26曲。最後の曲はあの長い曲「The Decline (w/ Hi‐STANDARD)」だった。しかも途中からハイスタが飛び込んでくるというオマケ付き。なんとも素晴らしいラストダンス。NOFXは引退だけど音楽は残る。メロディックパンクの未来を期待しながらご一聴を。お疲れ様でしたNOFX。