音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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Interpretative Danceと音楽の形

世界にはいろんなダンスがある。Interpretative Danceというダンスをご存知だろうか?1900年初頭頃から登場したダンスで、決まった演技をやるのではない。人間の感情、状態、状況を表現したダンスだという。少し調べてみると厳格なバレエダンスに反抗して生まれた表現方法だとも言われている。諸説あるそうだが。最近の言葉ならコンテンポラリーダンスもその一種だと言えばわかりやすいかもしれない。

さて、一昔前というか10年以上の前の話。イギリスBBCの「Fast and Loose」という番組にそんなダンスのジャンルを冠した「Interpretative Dance」というコーナーがあった。ヘッドフォンをした解答者が身振り手ぶりで何の曲かを当てる。単なるジェスチャーでつまらないだろうと思う方、出題の様子を見れば衝撃を受けるに違いない。早速ご覧いただきたい。

いかがだろうか?かなりユニークだと思う。そのうえクオリティの高いInterpretative Danceで表現されている。

このQueenの「Don't stop me now」の歌詞をジェスチャーで表現しているのはDavid Armandという方。イギリスのマルチな方で、コメディアンという肩書きが1番前に来ているといえば納得のパフォーマンスだろう。続いての曲「Careless Whisper」も面白い仕上がりだ。

Wham!(ワム!)もしくはGeorge Michael(ジョージ・マイケル)の「Careless Whisper」もDavid Armandの手に掛かればこうなってしまう。しかし、歌詞をそのまま演じているだけなので変なことをしている訳でもない。しかし、面白い。不思議なパフォーマンスだ。

The Supremesで有名な邦題「恋はあせらず」の「You Can't Hurry Love」も素晴らしい出来だ。少し下品なところもあるがこれもご愛嬌。

 邦題「胸いっぱいの愛」の「Eternal flame」はThe Bangles(バングルス)。こちらも名曲をこんな風に表現している。

最後は今回紹介した楽曲のオリジナルを並べて終わりにしたい。ダンスと呼ぶべきかどうかは別として、これほどまで表現豊かな歌詞を伝える方法があったのだ。オリジナルと聞き比べてみてはいかがだろうか?では英語の勉強しながらご一聴。