音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

 当ブログにはアフィリエイト広告が含まれています

オタマトーンの可能性

今回はいつもとは少し違う視点での音楽ブログになる。今回はとある楽器の話。タイトルにある「オタマトーン」である。ご存知の方も多いだろうが、まだ知らない方の為に簡単に説明を。

かのユニット「明和電機」が開発した電子楽器である。2009年から量販されており、2010年にはおもちゃ大賞のある部門で大賞を獲るほど、当時話題の楽器となった。その後は下火となったが、2021年のゴッド・タレントのスペイン版において、ある音楽家がこのオタマトーンで「誰も寝てはならぬ」を演奏した。その結果ゴールデンブザーを獲得し、一躍世界でも注目の楽器となった。

で、なぜこの「オタマトーン」の話をしたのか今から説明したい。先日YouTubeにてある動画を見てあまりにも感動したためで、ぜひご覧いただくきっかけをこの場に準備したかったからだ。では早速こちらをどうぞ。

この「ルパン三世のテーマ」を演奏しているのは"とりにくの里"さんである。TikTokが主戦場のようであるが、そちらは"おたまたま"と言う名前で活動しているようである。とにかくオタマトーンの演奏がめちゃくちゃうまい。私も触ったことがあるが、めちゃくちゃ難しい楽器である。実際プロの弦楽器奏者の方が懸命に練習しても意外とそれなりにしかならない。なかなかブームに成り切らない原因はここにあるのではないか、と勝手に思っている。前述のゴッド・タレントスペインの人や、このとりにくの里さんはすごくクオリティが高い。まして先ほどのルパンの他にも多く演奏しているが、多重演奏ばかりで驚愕してしまう。

こちらのマリオの音楽も素晴らしい。SEもきちんと再現されており、遊び心あふれる演出も良い。同じくこちらの「パプリカ」もわざと音を外して原曲のイメージに近づけている。アレンジャーとしての視点も非常に素晴らしい。

最後に紹介するのはあのハイスタもカバーした「はじめてのチュウ」である。このオタマトーンで原曲のイメージ壊さず、むしろ原曲のような印象を覚えるパフォーマンスは一見の価値あり。ではご一聴を。