音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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餅ぺったんことメロン

お笑いと音楽の相性は非常に良い。お笑いのリズムネタは一発屋感が漂ってしまうが、やはり話題をかっさらうにはもってこいのネタだ。リズムの渦に観客を巻き込むことにより、次の展開への期待感が膨らんでいく。そこで面白い展開に持っていけるかがリズムネタの肝になるのだが、世の芸人はすごいなと思う。そして今回の話は少し変わったリズムネタ。まずは昨年末話題になったヨネダ2000のネタ。

BPM160あたりをキープしているみたいだが、DA PUMPに持ち込む展開は意外かつ笑えた。最初はシュールネタかと思っていたら、普通にリズムネタになっていた。リズム一辺倒でネタを展開していくわけではなく、冒頭は普通のネタで始まり、途中気が付いたらリズムを刻んでいる。そして気が付いたらメロディも入ってくる。この展開をされるとお笑いの壮大な交響曲を聞いているような錯覚を覚える。交響曲は大袈裟だが、DA PUMPの「if…」がわかっているから怒涛の終盤の展開に持ち込める。若い人も一様に笑っているあたりを見ると、自分が思っているより過去のDA PUMP知名度の高さに驚いた。

2000年9月にリリースされたので、もう20年以上前の曲だ。DA PUMP最高のヒット曲とされているが、再ブレイク曲「U. S. A.」のおかげで最近も耳にすることがあった。

その他このような展開をする有名なネタとしてはこちらである。

ZAZYの紙芝居ネタ「でっけえメロン」だ。クセすごで話題になっていたが、非常に興味深いネタである。同じくお笑い芸人であるトニーフランクをfeat.したのだが、純粋にすごいと感じてしまう。冒頭は何の話かわからないながらに普通の話だ。リズムが馴染んでくる頃にはシュールな展開になっている。シュールさもピークに到達したところでトニーフランクの歌を挟み込んでくる。感動的な旋律を挟み込んで来るのだが、紙芝居の内容で頭が混乱してしまう程のシュールネタだ。ちなみにトニーフランクの歌ネタ面白いのでどうぞ。

正直お笑いに詳しいわけではないので、あまり深い話はできない。一般的に知りうる範囲でのお笑いリズムネタの話にはなってしまったが、詳しい方からすればもっとあるだろうと意見があるだろうがご容赦いただきたい。最後は先ほど紹介したトニーフランクの自作歌。真面目に歌っていてネタではない。お笑い芸人がいくら歌上手いからって真面目に歌っても面白さ半分だ、なんて聞いたことがあるがこの人の曲を聞いたらそんなこと言えなくなる。芸人だと知らない人からすれば、立派なイチアーティストだ。そんな彼の「壁の向こうに笑い声をききましたか」を是非ご一聴。