音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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今年はありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

さて、今年もはや終わろうとしている。2022年は皆さんにとってどんな年だっただろうか。私は仕事ではある程度の成果が上げられたと感じている。プライベートではやはりこのブログを始めたことが大きな変化になったことは間違いない。音楽に対して真摯に向き合えるようになり、以前よりアーティスト・楽曲に対してリスペクトするようになった。

若い頃CD屋で働いていたとき、一番やりがいがあった業務は紹介用ポップアップ、いわゆるポップの文章を書くことだった。CDやレコードの帯の紹介文に触発されながらいつも書いていた。その延長線上にこのブログがあるのだと思う。CD屋で書いているときは、熱い紹介文を書きつつ、「売る」と言う目的があった。少なからず自分の思惑とは一部もしくは全部かけ離れていることもあった。今は幸い自分の思惑を常識の範囲内で全部詰め込めることが出来ている。その上にこうやって読んでくれる方がいるのは、とてもありがたくかつ嬉しいことだ。

これを書きながらふと思ったが、何のために書いているのか。昔は商売の為に書いていた。どんなにうまく書けたとしても、売れなければ結局自分に跳ね返ってくるのだ。その逆もある。だが今は紹介したアーティストが売れようが売れまいが、私とは関係ない。私が勝手に応援しているだけで、アーティストの評判を上げる慈善事業をしているのと変わりない。と、言いつつgoogleアドセンスをしているので結局は自分の文章でほんの僅か稼げているのだが。しかし、あくまでそれは副産物であり、メインは少しでも多くの音楽に携わっている人たちが評価されて欲しいという思いで書いている。

CD屋で働いているころ、まだまだ売れていない友人バンドのPV撮影に付き合ったことがある。撮影は当たり前に大変だったが、彼らには何とか売れてもらいたいという思いのもと無償で手伝った。こう言った裏方の気持ちを少しではあるものの感じることが出来たのは、私の人生では良い経験だった。だからワンマンライブで箱がいっぱいになったときは純粋に嬉しかった。こう言った気持ちがブログを書き続ける原動力なのかも知れない。

いつも言っているが、私のブログのコンセプトは「きっかけ」である。少しでも知って欲しいし、知っている人には思い出して欲しい。押し付けがましいと思うこともあるだろうが、そこは長い目で見ていただけるとありがたい。

自分語りはここまでにして今年一年を振り返って印象に残った曲をいくつか挙げてみる。今年の曲だったり、過去の曲だがよく聞いたというのを挙げたい。

1.新時代/ado

ベタではあるが素直に素晴らしい。歌唱力、楽曲、話題性、国内のみならず世界へ向けたプロモーション、全てが揃った彼女を詰め込んだ作品。失礼を承知であえて言うが、最高のピークだろう。今後これほどまで揃うタイミングが来ることは難しいと思う。だからこそこれから私如きの期待を裏切った活躍をして欲しいと願う。

2.「…AND NOW」/PiGGiES

2021年のPiGGiESのミニアルバムだが、繰り返し聞いた。復活しているのは知っていたが、懐かしいな位しか思っていた。しかし、この歳になってTwitterを始めたのだが、このPiGGiESのメンバーの今を知ることが出来た。

20年以上前このバンドのCDを擦り切れるほど聞いた。私も若かったが、メンバーも若かったし、解散して寂しく思っていた。しかし、メンバーとTwitterでやり取りすることが出来、今更ながらしみじみと復活した感動を感じることが出来た。頭の片隅にあったあの頃の音楽の記憶を次から次へと引っ張り出してくるきっかけとなった。これは思い出と今を繋いだ私個人の話だが、PiGGiESがこの奇跡を繋いでくれた。

3.Loneliness/ジンジャー・ルート

彼の存在はなかなか衝撃的だった。音楽性もだが、コンセプトがそこを攻めてくるか、と言う不意打ち感。

今年私の記事で一番アクセスのあった記事。昭和日本好きもここまで来るとありがたく感じてしまう。

4.終わりゆく風/立ち耳スコティッシュフォールド

個人的に何か可能性を感じ続けているバンドだ。男女ツインボーカルということもあるし、個性が強い声。メロディもノスタルジックな感じで「昔の写真」の歌詞のセンスも良い。褒めすぎかも知れないが頑張って欲しい。最初に記事にしたよしみで。

5.Musica/ブランデー戦記

つい最近知ったのだが、かなり印象に残ったバンドだ。記事にした当初は再生回数はまだ4桁だった。

再生回数がついには100万回に到達しそうだ。正直まだまだの演奏・構成ではあるが、独特の雰囲気がある。この雰囲気とメロディラインはかなり大事だ。今後どうなるかわからないが、この大阪の3ピースバンドはかなり期待している。

6.Memories/Maroon5

今年12月ワールドツアーの京セラドームへ見に行くと言うことで、夏にチケット取れてからガンガン聞いていた。

曲自体は3年前だが、今年聞いた回数は一番多かったと思う。ライブもかなり良かったということもあり、最後に挙げさせてもらった。ここで挙げた曲以外でも多くの素晴らしい曲に出会えた1年だった。では今年はありがとうございました。来年もよろしくお願いしますということで、今年最後のご一聴を。