続きである。前回は2000年までのドラマを中心に紹介してきた。後編となる今回は21世紀作品を中心に紹介していきたい。
1.空から降る一億の星/「スマイル」エルヴィス・コステロ
2002年4月から明石家さんまと木村拓哉によるW主演のドラマ。意外なキャストで話題を呼んだ。主題歌はエンディング曲にチャップリンの映画曲のカバーをしたエルヴィス・コステロを迎えた。おしゃれなカバー曲をどうぞ。
2004年4月から放送された妻夫木聡と柴咲コウ主演の青春ドラマ。主題歌はミスチルの「Sign」。名曲ぞろいのミスチルの中でも人気のある名曲をご覧頂こう。
3.運命に、似た恋/「樹海の糸」Cocco
2016年にNHKで放送されたドラマ。原田知世・斎藤工のW主演で北川さんがNHKで初めて脚本書いた作品。主題歌はCoccoの「樹海の海」。1999年とかなり過去の楽曲を採用し、ドラマの世界観と合わせた。どうぞ。
2018上半期の永野芽郁がヒロインのNHK朝ドラ。主題歌は星野源の「アイデア」。いろんなパターンで演奏されており、面白い楽曲構成となっている。「恋」を大ヒットさせ勢いに乗っていた星野源の名曲をお聞きいただきたい。
5.ウチの娘は、彼氏が出来ない!!/「空と青」家入レオ
2021年1月スタートの菅野美穂主演のドラマ。主題歌の「空と青」は作詞が北川悦吏子、作曲がこのドラマにも出演している[Alexandros]の川上洋平が担当している。製作陣が話題の楽曲をどうぞ。
前編の各主題歌の方がセールス的にも大きな成功を収めていることは否めない。やはりドラマの視聴率、注目度というのは時代とともに下がってきている。しかし、作品の良し悪しはまた別の話なので売れてないからダメということでもないと思う。
これまでドラマのタイトルをピックアップしてみたが、北川悦吏子さんの功績は凄すぎる。改めて、稀代の脚本家であることを実感した。ちなみに「世にも奇妙な物語」の脚本も手掛けており、初期の超名作「半分こ」「ズンドコベロンチョ」などを生み出した。これを知ったとき驚いた。
さて、ここまで各時代を代表するドラマを紹介してきたが、最後に北川さんの作品「Over Time-オーバー・タイム」主題歌をご覧頂こう。ブリグリことthe brilliant greenの「そのスピードで」が主題歌だったのだが、今聞いても古くない。私も当時トミーがやたら気怠そうに歌うな程度にしか思っていなかった。今聞くとなんかいい。結局クリスマスだと恋愛ドラマとかいいながら今回紹介したドラマはクリスマスとは関係ないものばかりになった。すみません。しかし、一番大事なのことを忘れてはいけない。北川悦吏子さん、お誕生日おめでとうございます(昨日)。では再度メリークリスマスでご一聴。