たまたま先日ファーストテイクのプレミア公開タイムに出くわしたので、思わず見てしまった。
木村カエラの「butterfly」である。非常に余裕を持った歌唱だ。また磨きがかかったと思われる。
木村カエラはモデルとして有名になったが、本当は歌手になりたかったようだ。実際モデルから歌手になるケースはいくつもあるが、世間一般歌手活動は片手間に映ってしまう。少し有名になったから歌リリースしてみようと。
私も当時そのイメージがあった。そして、歌手デビューしてすぐにヒット曲が引き当たる。
この「リルラリルハ」は携帯のCMタイアップとして木村カエラ最初のヒット曲となった。この曲を聞いたときに、私の中で印象が少し変わった。「なんか歌上手くなってないか?」という印象だった。ちなみにこの「リルラリルハ」は歌手デビューしてから1年満たない頃の曲だが、最初と違うと感じた。
2006年「Magic Music」
2008年「マスタッシュ」
この「マスタッシュ」あたりで違和感が確信に変わり始めた。木村カエラ、面白い。単なるモデルあがりの歌手じゃない。結構本格派だ。
そんな彼女の音楽的嗜好を紐解いてみると興味深い。
好きなアーティスト(邦楽・洋楽どちらでも)がいたら教えてください。
意外というかRANCIDの名前が出たあたり、急に親近感がわく。エモ系バンドが多いがパンキッシュな楽曲にも興味があるようだ。いわゆるアヴリル・ラヴィーンのようなイメージでよいのだろうか?実際アヴリル・ラヴィーンのデビューは焦ったようだ。真似してる思われたくなかったのであろう。
その後も楽曲は面白いものが多く、2010年作品の「A winter fairy is melting a snowman」なんかは聞いているとクリスマスをイメージさせるワクワクとキラキラメロディ。しかし、クリスマスワードが出てこない。
そんな彼女も歌手デビューして18年以上経過し、そんなこといってる間に20年だ。歌を歌っているうちに母親となった。そして、2022年12月14日ニューアルバムをリリースする。
最後にその中に収録されている曲、「Color Me feat. マヒトゥ・ザ・ピーポー」をご覧いただきたい。tvk開局50周年記念で作られた楽曲だ。ではご一聴。