音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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SUPERSONIC GENERATION

最近の若い奴らはなんて思い出したら歳だ、と思っていた。しかし、意外とそうは思わないんだなと最近わかった。

どういう意味かと言うと、若い世代、ネクストジェネレーションの人たちと根本的に考え方が違うことが多いので、違う視点で物事を見ているんだなと思えるようになってきた。まぁ実際は見てたら違和感だらけなので、ストレスに感じないようにするための自分なりの処世術なだけかも知れないが。

今の若い世代はコスパ重視が多いので、良くも悪くも結論を出すのが早い。まさに光速の世代「SUPERSONIC GENERATION」と言ったところか。

音楽の話をしよう。またまた私のギターヒーロー布袋寅泰さんの話。前回の話を簡単に↓

 

bandbnad.hatenablog.com

Twitterを見ていたら、リクエストしてるというのを見かけた。その後ろにチラッと見えたジャケットが気になったのでそのアルバムの話。
布袋さんは90年代中頃から後半にかけてソロ活動が順調に進んでいく中「POISON」「スリル」「バンビーナ」等ヒットチャートをにぎわすこともあった。しかし、そのヒットチャートを賑わせた直後今回のタイトルのアルバムをリリースした。布袋さんの作品の中でも賛否両論ある1枚だ。

私は好きな1枚。シングル曲が1枚もない完全新曲アルバムなのだが、なかなか攻めている。ダンス音楽やデジタルロックの要素を詰め込んだ1枚だ。歌詞はかなりロックな感じで社会に対して反抗期である。「POISON」や「スリル」が売れて、自分が思っている音楽活動ではないと感じたようで、このタイトルのアルバムを作成した模様。これまでの音楽性と異なるイメージを持ったこのアルバムは、布袋さんの作品の中でも”異作”だ。

私も実際のところシングルカットもされていないアルバムであったため、あまり内容がつかめなかった記憶がある。まずはタイトルチューン「SUPERSONIC GENERATION」からお聞きいただこう。

無機質な金属のような音が印象的なイントロからはじまる。今聞いても決して古臭く感じない。当時、布袋さんらしくないと言えばらしくない曲であったが個人的には好きな一曲だ。いつものように孤高のギターで攻めてくるのではなく、デジタルサウンドをベースにノリノリで歌っているという感じだ。これはアルバム全体を通して言える。一発目に持ってくるだけあってこのアルバムのコンセプトを十分伝えてくれる一曲だ。

次はイントロが印象的かつ有名なレッド・ツェッペリンの「移民の歌」のカバーである。

そっち側でカバーしたか、という布袋さんのギターがデジタルに攻めている。もちろん有名なリフはギタリズムよろしくガッツリ弾いているが、全体的にはデジタルだ。こんな調子が続くアルバムだ。

私は当時このライブツアーを見に行った。確か前から2列でほぼ中央だった。異常にステージまで近かったのを覚えている。そして、

「やっぱホテイでかいわ」

と思ったのであった。

最後はMVがある楽曲「BELIEVE ME, I'M A LIAR」だ。布袋さんも手応えを求めていたというより、変化が欲しかったのと世間に対して挑発的だったのかも知れない。実際、やってみて分かったこともいくつかあったようで、失敗も成功も感じたアルバムだった布袋さんも後述していたようだ。さて、では布袋さんが1人5役をこなすMVを是非ご一聴。

 

SUPERSONIC GENERATION

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