ライブモンスター

コロナもようやく日常化し始めアーティストたちがライブをする機会が増えてきたように感じる。やはりライブは生歌ならではの良さがある。レコーディングとは違う生ならではの息遣いや迫力、また若干アレンジを加えたバージョンが聞ける等がライブの良さである。しかし、レコーディング、いわゆるCDや配信で聞く音源に限りなく近いもしくは超えてしまうような歌唱力、表現力を持ったアーティストは限られてくるのではないだろうか。私も実際ライブは音源より少し引き算した状態でアーティストの歌唱力を見て、前述の通りライブならではの部分を楽しんでいる。別にそれが良い悪いではなくそれぞれの楽しみ方があると思う。

さて、前置きが長くなってしまったが、以前からYouTubeにてライブがフルでアップされていた中森明菜さんが、少し前から曲別にピックアップされている。最近は休業状態だが、私も小さな頃テレビでよく見ていた。当時もちろん名前は知っていたが、そのときは人気のある歌手のひとりにしか思っていなかった。実際知ってはいるが、いわゆる"世代"ではない。そして、大人になって改めて映像を見ると異次元の歌手であることに気がつく。ライブで振り付けありでのあの歌唱力は圧巻である。CD、当時はレコードが多かったかも知れないが、それらの音源と同じレベルで、さらに歌い込んだと思われる楽曲においては音源より表現豊かに感じるのは私だけではないと思う。

後述するが、オンとオフの切り替えが凄い。真顔でワンフレーズ歌ってファンに向かってニコッと笑いかけ、またシリアスな顔で歌い始める。フルで見ると歌の間のMCと歌っている姿の違いを楽しむことが出来る。

北ウイング

この曲は個人的に1番好きな曲である。冒頭から伸びのあるサビがここちよく、Aメロへのトーンダウンがカッコいい。

ミ・アモーレ

イヤホンつけてないです。はい。動き回ってるのに聞こえてるのだろうか、感覚なのだろうか。凄い。

禁句

ワンフレーズ歌うたびに笑顔見せるのなんか凄い。歌唱力、表現力のキャパがありすぎてお客さんに笑顔みせるくらい余裕があるのか何なのか凄い。

DESIRE-情熱-

歌謡曲史上最強の1曲と言われる曲である。歌唱力、表現力はもちろん、楽曲の独自性が高すぎる曲である。これを歌う中森明菜はライブパフォーマンスの女帝と呼ぶにふさわしい貫禄を持ち合わせている。

もちろんまた皆の前で歌っている姿を見たいが、先日Twitterを開設したものの体調との兼ね合いがあるようだ。しかしながら、天性の才能を持っている彼女は復活できるのではないかと期待してしまう。その日が来るのを待ちながら今回は最後に「飾りじゃないのよ涙は」をご覧いただきたい。ご一聴を。

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