このタイトルでピンと来たあなたは私と話が合う。ピンと来なかったあなたは今回の記事をきっかけに新しい音楽に出会い、私の記事を楽しめるようになる。
と、訳の分からない始まりだが、今回はB-DASH。
以前の記事で「稀代のメロディメーカー」だと勝手に私がのたうち回っていたが、ご存知ない方には是非聞いていただきたく、知っている方には懐かしんで欲しいと思い。
B-DASHは1997年から2017年と今はもう解散しているが、意外と活動期間が長い。いわゆるメロコア、ポップパンク、ミクスチャー系というのか3ピースバンドである。決してオシャレバンドではないが、かっこいい不思議な存在だ。
ギターボーカルのGON GONは歌詞が意味わからない。全部ではないが、結構わからない曲がある。なんか教科書をそのまま引用したり、メロディに合う何かをあてはめている。
これでいいんだ。疾走感のあるキラキラしたメロディを何か先入観をもたらす歌詞で縛ってはいけないんだと思う。しかも、何言ってるのかわからない歌詞なんだが、覚えられる。不思議でしょう?やはりメロディにマッチした歌詞だからこそ成し遂げられる技なんだと思う。歌詞を重要視しないのではなく、歌詞を有効的に使用しているんだと思う。
そして次はこの「野球」をじっくり聞いてみて欲しい。
この曲はこのバンドが天才たる所以の楽曲だ。「野球」と言う曲なんだが、ちゃんとそこにかけている。この曲はパートは一回使ったらもう出てこない。そして、Aパート、Bパート、Cパートと進んでいって最後はIパートまで演奏される。メドレーみたいな感じに聞こえるのはこのせいだ。
お気付きでしょうか?パートが9回ある。そう、つまりは野球のイニングと同じなのだ。この話聞いたらもう一回再生したくなったでしょう。そして2回目見た後に必ず皆が口を揃えて「すご…」と言う。
私も「race problem」とか懸命に練習した記憶がある。このバンドの曲はとにかくわかりやすくて、心地よい展開の曲が多くある。
ライブも見に行ったことあるが、結構ゆるい感じなんだが、曲は抜群にカッコ良く決める。やっぱりこの曲が好きだ。最後にご一聴を。