音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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"いまでも"素敵じゃないか

連休明けで憂鬱な皆様に向けて素敵な音楽を紹介できればと思います。

ポップスにおいて燦然と輝く歴史的名盤ビーチ・ボーイズ「PET SOUNDS」の1曲目「素敵じゃないか」です。

再生すると夢心地のきらめくようなイントロからのドンっと言う現実に引き戻す一撃が印象的です。その後のメロディもタイトルどおり素敵じゃないか。

1960年代初頭、ビーチ・ボーイズはサーフィンやホットロッド系でアイドルバンドのイメージが強かった。しかし、デビューしてから4年経った頃の1966年にリリースされたこの1枚で完全に最先端かつ本格的なオシャレハーモニックグループとなりました。このバンドの頭脳であったブライアン・ウィルソンはこの作品をリリースしたときまだ24歳になるかならないかくらいでした。マジ天才。「PET SOUNDS」はビートルズも気になって仕方がなかったブライアンの実験的作品です。

ビーチ・ボーイズは「サーフィンUSA」みたいな西海岸な音楽も秀逸ですが、やはりコーラスグループですね。彼らの初期の演奏は「?」となりますがコーラスの凄さは早くから感じられます。

どうしてもこのグループの話をすると山下達郎さんがちらつきます。山下さんはかなりのビーチ・ボーイズマニアなんですが、いつも嬉しそうに話しています。私もビーチ・ボーイズを聴き込む前は「クリスマスイブのおじさん」でした。しかし、聴き込んだ後に山下さんの曲聞くと、尋常じゃないくらい影響を受けているうえに、とてつもなく奥が深い!となり、興味深いアーティストのひとりとなりました。山下達郎さんの話もいずれ。

話を戻しまして、私はビーチ・ボーイズの素晴らしいコーラスも好きですが、初期ホットロッドや「darlin'」とかアップテンポなものも好きです。

実際50年も前のグループなんて古臭い!と思うかもしれませんが、たくさん聞けば聞くほど深みにハマること間違いないです。ここから影響を受けている後世の楽曲は星の数ほどあります。ブライアンはまさに現代ポップスの大きな源流のひとつと言っても過言ではないと思います。

褒めすぎてしまいましたが、実質的活動期間の割には代表曲が多すぎるので、またお話できるといいです。

それではおじいちゃんたちの"いまでも"「素敵じゃないか」をご一聴。